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ジーゼルエンジンを灯油で動かして物理的には問題
101  昔トラック業界の人  2008/12/29(Mon) 16:44
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物理的な問題はありです。噴射ポンプのプランジャーという油を押し出すピストンが磨耗します。
軽油に比べて灯油は粘度が低く潤滑作用がほとんど期待できないからです。ペットボトルに軽油と灯油を
別々にいれて振ってみると軽油は泡だらけになりますね。これはお客さんの燃料がきちんとした軽油か
灯油などを混ぜたものかの簡単な粘度試験としてやる方法です。それと灯油は水分の混入が多いので
それもトラブル原因ですね。灯油で動かしたポンプは中にサビが発生してたりします。

それと燃料自体のカロリーが重油>軽油>灯油>ガソリン>ガスの順になります。よって各燃料を1L分
きっちり燃やした時の発生する熱量は重油が一番ある。元々ディーゼルは重油で動かすエンジンだったので
燃焼の具合と先のカロリーの差により灯油はパワーが落ちてかえってアクセルを多く踏むハメになります。
もちろん重油オンリーで動かすとトラックなどは体感できるほどパワーが上がります。ただし黒煙が
とてつもないです。

102  昔トラック業界の人  2008/12/29(Mon) 16:45
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また最近は噴射ポンプがプランジャーなどの機械式でなく、コモンレールなどの常時燃料に高圧をかけて
インジェクターより噴射するシステムになりましたが、これは燃料のちょっとした粘度の差で噴射量
が変わってしまいかなり不調になります。極端な話コモンレールが出たばかりのトラックは同じ軽油
でも寒冷地用の粘度の低いやつを入れるととたんに調子が悪くなるケースが多かったです。
なのでコモンレールに他の燃料を入れるのは辞めた方がいいです。

機械式噴射ポンプはエンジンオイルの廃油、サラダ油、重油、灯油など雑食性が高かったですが、
コモンレールは極端に燃料の質で調子が狂います。なのでコモンレールのトラックは燃料センサー
が付いていて、灯油などを入れるとエンジンがかからなくなる機能がついてます。

脱税にならない使用方法なら灯油と重油を混ぜて使うのがいいかも。重油の量が増えるとパワーも上がり
ますが、黒煙が酷くなったり燃料エレメントが詰りやすくなりますね。あ、もちろん機械式噴射ポンプ
でのディーゼルですよ。コモンレールなどの常時高圧タイプは指定以外の燃料ではまともに動かない
と思った方がいいです。
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