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エンジン溶接機の修理

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UP: 2007-01-25 00:43:44 (木)

せいりゅーさんのご依頼。
昨日まで動いてたエンジン溶接機が動きません!と。
現物持ってきてもらったんだけど、どうも怪しげな挙動。
とりあえずスグには無理やから置いて帰って〜

で、翌日じっくり様子を見てみる。
俺がスグには無理と判断下した理由はコレだ。

fileMAV_0009.3G2

見事なバックファイヤーをありがとうございました。
こりゃーつまらんトラブルでないのは明確である。
とりあえず気になるのが、

軽油の香り

がする事。
もしかして軽油を間違えて入れて、燃料抜き換えたけどキャブの底に溜まってて、ソレを中途半端に吸ってこんな事が起きている・・・という可能性は薄いけど、気になるのでキャブ外してバラして洗浄。

CA330337.JPG

再度組んでみて試すも状況は変わらず。
こりゃ〜オオゴトになりそうやなと、筐体のケースを外してしまう。
んで、とりあえず再度キャブ外してこんなテストを行う。

fileMAV_0010.3G2

ブレーキクリーナーをポートに直接ブチ込んでエンジンを回すと、圧縮と点火さえ正常ならばエンジンが始動するのだ。
しかし状況は変わらず・・・とりあえず燃料系はシロだな。
次に疑うべきは点火か・・・

CA330338.jpg

火が飛んでいるのは確認済みだけど、もしかしたらタイミングが悪くてバックファイヤー出してる?と思ったのだが、このタイプのコイルじゃぁ、絶対にタイミングは狂いようが無いワケで。
という事は点火も一応シロ。
じゃあなんだ?と考えてみて、ふと思い出したのがマフラーの詰まり。
タマに泥蜂がマフラーの奥で巣を作ってエンジンが始動しなくなる・・・という事を数度経験してる。
もしかして・・・ただコイツのマフラーは長いので、マフラー自体を外してテストしてみる。
でもやっぱり状況変わらず・・・という事はバルブ周りですか・・・う〜ん程度によっちゃ

別れの季節

になるかもしれない。
とりあえずヘッドカバーを開けてみたら・・・

CA330340.jpg

CA330341.jpg

もしも〜し?
確定で御座います。
原因はロッカーアーム固定ボルトの緩みによる排気側ロッカーアーム外れ。
もしかしてプッシュロッドがカムに噛み込まれてご臨終?とか思ったが、単純にロッカーアーム外れてプッシュロッドを外に弾き飛ばしてくれてたおかげで無事だった。
メーカーの営業部に電話して、バルブクリアランスを問い合せて組立て。

で、後は組み立てるだけなんだけど、リコイルのヒモが切れて、握り手が無くなってるのが気になる。

CA330342.jpg

そこで俺様のオナニー買いに行くのも面倒なんで、アルミパイプを溶接して作ってみる。

CA330344.jpg

チョイと風が吹いて、溶接が一部汚くなってしまったのが残念。
そんなこんなで修理も完了。

CA330335.jpg

fileMAV_0011.3G2

丁度そこに有った100Vコンプレッサーを繋いで回してみると、キチンと負荷に合わせて回転数を制御してる。
バッチリやな。(^^

コメント

  • 昔TL−50で同じ事ありました。2速全開の時意に反して強烈なエンジンブレーキ、立って乗っていたんで前にこけそうになりました。 -- コー 2007-01-25 23:02:55 (木)

2007-01-27 11:08:37 (土)

  • ロッカアームがずれるなんてあるんだぁ(^^;;;; ええもの見せていただきました -- ? 2007-01-27 14:56:25 (土)


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