炎魔焦熱地獄零號機(エグ・ゾーダス) †
さて、軸ブレしたタービンを交換せねばなるまい。
そういやエブリーターボがあったはずだ。
早速見に行ってみると・・・ぬお、ターボじゃ無ぇぢゃねぇか!
他には・・・セルボモードターボしか無いな。
けど解体屋と言う職業上、このタービンは使いたくない。
なんでかって・・・よく売れるのだ。(^^;
けど俺の野望を達成するためには仕方が無い。コレを使う事にしよう。
早速外してきてタービン交換・・・出来ない。
まあ当然だけど、コンプレッサーなどの向きが全然違うのだ。
仕方ないからバラして向きを揃えてやる。
けど排気側のフランジの穴位置が1本だけ合わない。 まあいいや。こんなのはネジをつけなければ無事解決だ。
そして再度始動!
こんな感じで始動する。
空気の流れを作ってやらないことには点火しないのだ。
しかしタービンを良品に換えても結果は一緒・・・う〜んきっとガスが足りないのか?
モノは試しにプロパンボンベ直結に変造する。
落ちてたボールバルブとホースニップルを接続し、ホースを繋いで大きなボンベに直結した。
こんな
&256x(42){安全性無視の機械
にボンベ直結して怖くないのかっていう声も聞こえそうだが、実は意外に安全。
ちゃんと圧力調整機通してあるし、逆流防止弁もあるからボンベ爆発なんて事態はまず無いのだ。
それがプロパンボンベだと・・・圧は不安定だわ安全弁も何も無いからヤバい。
まあボンベが爆発するなんて事自体がまず有り得ない事だけどね。
で、ガス圧を0.5キロに合わせ点火。
すると・・・
おお!火を吹きながら動いてる!!
アフターバーナーみたいでカッコ良いぢゃないか!!!
けどこれは正解ではない。
そもそも完全燃焼したガスでタービンを回すからにはこんなトコから火を吹いてはいけない。
ガスを燃やして膨張させたガスでタービンを回さなくてはいけないんだから、
タービンより後で燃えていては
全く意味が無い
のである。
なぜタービンより後で燃えるか?
それは簡単。燃焼室の形状が悪いのである。
ジェット口径を変えたり空気穴増やしたりと色々やってみたけど全く効果無し。
う〜んやっぱカセットコンロバーナーそのまんまでは無理だよなぁ・・・
と思いながら色々試してるとトラブル続発!
まず最初に掃除機のホースが燃えた!!
炎が外に出て来るので、熱い空気というか、
炎そのもの
を吸い込みホースが溶けたのだ。
テープ巻いたりして誤魔化してたけどそれも付け焼刃に過ぎない。
ふと思い出して、エアガンで空気を吹き込んでみたら・・・コレはイケる!
今後はコレで行こう。
次に燃焼筒が溶けた。
空気量が足りないのかと思い、酸素切断機で
生の酸素を入れて
実験してたら、燃焼温度が上がり過ぎてこの有様。
まあ覚悟はしてたけどね・・・
そして・・・一番の問題が発生。
手っ取り早く言えばオーバーヒートだ。
現状ではオイルパンから燃料ポンプでオイルを吸い、オイルクーラーで冷やした後タービンのウォータージャケットを通過させタービン冷却、後潤滑を行いオイルパンに戻ってくるのだが、
タービンの潤滑ラインが細いので流れが悪く、冷却が間に合わないのだ。
まず最初に潤滑ラインのホースが溶けてオイルを吹き白煙が上がる。
その次はオイルパンのオイルで燃料ポンプが
テンプラ揚げ状態
になり、樹脂部分が溶けて煙を吹いた。
これは根本的な解決が必要である。
う〜ん水冷式にするか・・・
で、そこまでやっても正常に燃焼しない。
う〜んこれは燃焼室の完全なる変更に乗り出すしかないな・・・