E系列について †
電子部品の値、例えば抵抗だと何オーム、コンデンサだと何uFという値がありますが、これを1から1000まで作れば1000種類、その小数点や小数点以下まで作ろうとすると
天文学的数字
になりかねません。
そこで、電子部品の値は標準数列(JIS C5063)、俗称E系列という規格に沿ってラインナップされています。
この系列の数値を揃えておけば、複数本の組み合わせで大体の抵抗値、静電容量を作る事が出来ます。
まあ本当は、誤差の範囲でうんたらかんたらというのが正解なんですが、分かり易く言えばそんなもんだろと私は理解しております。
私のように近所にパーツ屋さんが無い地方の人間が、パーツの在庫を揃えようとする時は、このE系列を考えながら揃えましょう。
まずはE3系列から揃え、E6、E12、E24と揃えて行けば良いでしょう。
そして整理する時も、E系列に合わせて整理すれば間違いが無いです。
もちろん設計する時も、極力E系列にあるような値を選ぶようにします。
E系列表 †
- E3系列
10 22 47 - E6系列
10 15 22 33 47 68 - E12系列
10 12 15 18 22 27 33 39 47 56 68 82 - E24系列
10 11 12 13 15 16 18 20 22 24 27 30 33 36 39 43 47 51 56 62 68 75 82 91
各部品のE系列 †
- 抵抗
一般的にはE12〜E24系列が使われます。在庫を持つなら少なくともE12系列を目指しましょう。けど一桁台からメガ台まで揃えるの大変なんですよねぇ。(^^;
- 電解コンデンサ
一般的には概ねE6系列のモノしか無いようです。E6系列でも68uFは無くて56uFになってる?
部品の用途を考えると、自作の領域ならE3系列あれば上等じゃないかな?と思います。
ただコイツら電圧別なのが面倒なのと、容量デカいのはデカいから整理が面倒なんですよねぇ。
- セラ・マイラーコンデンサ
こちらもE6系列が主ですね。電解コンデンサと違い、電圧もほぼ無視出来るし、タイミング的な部分に使いますから、E6フルコンプを目指したいところですが、一桁目指すのはかなり辛い?(笑
- コイル ディジタル系の工作ではあんまり使いませんので、私の場合はかなり大雑把に集めています。基本的にE6系列かな?
コメント †
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