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はちゅねミクでマルチメーター作ってみた

前のネギ振りマシン作ってた頃に見て非常に気に入ってたAYUMU氏の作品。

これを俺様的に

結構クソマジメに

作ってみようという試みです。
AVRマイコンをまあボチボチ使えるようにはなってきたので、そろそろ1つの完成品をプログラミングしてみたかった部分もあります。

とりあえず成果物。

最後の仕上げが超雑になって自分的にはかなり悔しいんだけど、まあそれなりにオモロイモン出来たんちゃうの?と満足しています。
いやまあ出来て満足はしてますが

実用性は全く無い

ってなモンでして、テスト&撮影終わったら速攻撤去されてます。w


回路

hachunemeter.png

そんなに難しい回路ではありません。
定番の3端子レギュレーター2本と定番なキャラクタLCD、ラジコンサーボ4本直結にパルス入力回路って所です。
あえて説明が必要かな?という部分は、自動車用回路独特の電源保護回路、電球やリレーのドライブと自己保持回路辺りでしょうか。

電源保護回路

自動車の電源は公称12V、正確には13.8V、実際にはバッテリー&オルタが元気であれば14〜15V、頑張れば16V超える時もあるし、電気負荷使いまくると11V位は毎度で、逝きかけたら10V割る事もあります。
何よりも、マレにオルタが20Vオーバーのサージを吐く事もあり、なんとも気の抜けない電源であります。
だから、クルマに青や白のLEDを電流制限抵抗のみで繋ぐと光らない事があったり、何の前触れも無く昇天したりするワケです。
あと配線時のミスや、バッテリーの逆接*1なんて事も有り得るワケです。

クルマに関する電子部品を分解してみると、大抵はドデカいバリスタやダイオードが入っており、場合によってはやたら多いツェナーダイオードが入っていたりします。
まず逆接対策として、電源入力直近にかなり大きめのダイオードが入っています。
逆接時にはコレを導通させてヒューズをブッタ切るワケです。
そして、サージ対策の18Vくらいのバリスタ。
これはかなりの確率で入っており、オルタのサージを吸収させているようです。
入力については電流絞って電源ラインにクランプしてしまうのもアリですが、クルマというのは何かとノイズやサージが多いんで、A/D使ってるのならツェナーダイオードで保護する方が確実なんでしょうね。

次にマイコンで12V負荷をドライブする場合、チョット気を付けないといけない部分がトランジスタの使い方。
マイコンは電源ON→リセット時にHレベルが出力されます。
何も考えずにNPNトランジスタ使えば楽なんですが、ポートリセット完了までピクンと反応してしまうワケです。
それを防止する為にPNPトランジスタを使うワケですが、マイコンの電源電圧以上の負荷をドライブする場合、電位差が大きいので思うように動かないワケです。
ですからPNPとNPNの組み合わせにしてあげると思ったように動きます・・・というか動きました。
ちょっとハマりましたとも。(笑

最後に、完成手前に急遽付け足したんですが、Defiメーターのような「エンディング」を実現させる為、電源にリレーetcを追加し、ACC電源の監視を行って自己保持させています。
普通にバッテリー電源を繋いだだけでは動きませんが、ACCに電源を入れるとダイオードで迂回してマイコンに電源が入ります。
この間にマイコン側でリセット時にリレーのコイルを作動させれば、ACC電源が切れても電源が落ちなくなります。
もちろんそのままでは電源切れなくなりますので、メインループの中でACC電源を監視しておき、ACCが切れた事を確認するとエンディングルーチンに飛び、何かの動作をした後にリレーをOFFにすればシステム全体の電源が落ちます。
但し、AVRマイコンは高速&超低消費電力なので、単純にリレーをOFFにしただけでは電源のコンデンサの電荷で作動を続け、マイコンが止まらずに再起動&自己保持開始してしまいます。
そこで、リセットルーチンで即自己保持を開始するのではなく、キャラクタLCDのリセットを先に行い、時間を稼ぎつつ極力電気を食わせてから自己保持を開始しています。

反省点としては、リセット完了までにサーボがピクリと動く事。
これについてはサーボ出力にインバーターでも入れるか・・・っていうか、シュミットトリガが4本余ってるから、コイツをインバーター代わりに使えば良かったかなぁ?(^^;


以後製作中。後日に続きます。


コメント

2009-05-12 10:10:07 (火)



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*1 結構やっちゃう人多いんです
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