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*リアウィンド張替え其の弐 [#p3751891]
以前[[こんな感じ>車/ロードスター/ウィンド張替え1]]で
&256x(32){至極普通のビニールシート
&256x(32){至極普通のビニールシート};
を使って張り替えたリアウィンドだが、約2年経過した現在・・・

&ref(win1.jpg);

この通り、どうしようもない有様であります。~
実際耐えたのは半年程で、だんだん表面が変質変色しトロけたようになって、その後完全硬化。~
あんな面倒な思いはもうたくさんだと放置してたのでありますが、やはり後方視界が無いのは危ないし怖い。~
案の定夜の雨の日の本屋の駐車場で、俺の真後ろに
&256x(32){無灯火でケツピタピタに隠れてた};
オネーサンのセルボに気付かずにバックでブチ込んでしまいました。(ハァハァ~
ロドスタのケツは完全に無傷だったんだけど、相手のセルボはメコっと凹んでおりました。~
保険使うのもバカらしいし、自腹で修理に出す程太っ腹でもないので、
とにかく平謝りで後日
&256x(32){パーツと菓子折り持参};
で出張修理したんだけどね。

挙句、何気にPCのケースを買って、ルンルン気分で助手席に押し込むが、
予想を上回る大きさで入らない。~
仕方ないから幌収納部に無理矢理押し込んだらバリンチョと割れてしまった。~
間に合わせでガムテープで補修しておいたら、雨水が漏れて幌収納部が
&256x(32){水浸し};
になってた。~
数日間車内の結露が取れなくて散々なメに遭ったのだ。~
10万キロ&車検も近く、大幅な修理を予定してたので、ココはイッチョ、リアウィンド交換に再チャレンジしようじゃありませんか。

さて交換ってトコまで来て悩む。~
実はこの幌は正体不明の社外品でありまして、
&256x(32){モノホンの布製};
なのであります。~
補修品も取り寄せのし様が無いし、だからってまたビニールシートを買ってきて
&256x(32){セッセと裁縫};
するのは二度と御免だ。~
てなモンで、古い窓の縁だけ残し、穴開けてアクリル板をコーキング&リベット止めしてやろうかと企んでた。~
が、しかし!俺は発見してしまったのである。~
幌の天井の縫い目から浸水が始まっているのを・・・(^^;

どうせ見るからにクソ重そうな幌だし、都合良くリアウィンドが割れてしまってるロドスタの廃車もあるので、
コイツから幌をハギ取り、リアウィンドだけ新品純正に交換してやる事にした。~
そうと決めれば早速DIY可能かの検討を兼ねて部品取り開始だ!

&ref(win2.jpg);

以前から俺が足だのを横領してるロドスタの事故車であります。~
俺のロドスタとほぼ同時期の車だけど、実はベーシックモデルだったりします。~
コイツの幌をとりあえず外してみるのだ。~

まずはシートを外してしまおう。~
シートがあると非常に邪魔なのである。~
んで幌を開けて、幌のフレームの付け根辺りのカバーや内装など、
邪魔なモノを完璧に取ってしまおう。~
そして一度幌を閉めてから幌収納部のカーペットを剥すと、幌をボディーに止めている金物がある。~

&ref(win3.jpg);

明るくなってる丸の部分に10ミリのナットが12コ程あって、コレで幌をボディーに固定してるのだ。~
何も考えずに外してみよう。

&ref(win4.jpg);

コレが幌の根元。~
ココはには樹脂の袋がついてて、幌布をサンドイッチにしてるのだ。~
そしてこの袋の両端には排水の為の雨樋があって、染み込んで来た水を車内に漏らすこと無く排水出来るって仕組みになってる。~
ちょっと感動。~
この袋ごとボディーから剥しておこう。~

&ref(win5.jpg);

んで、ココにある12ミリのボルト3本を外す。~
基本的にコレだけで幌は泣き別れする。

&ref(win6.jpg);

思ったより簡単なんだけど、余計なモノを外すのに結構手間を食う。~
俺はもう仕組みを暗記したから20分もありゃ楽勝で外せると思うけど、
初めてヤルなら1時間は見ておこう。~
それと幌を車から降ろす時、乗せる時は誰か応援を呼んだ方が良い。~
ソコソコ重いし、なによりも位置決めの時にボディーにキズをつける可能性大・・・
って言うか、俺はキズつけた。(^^;

幌が降りたら早速リアウィンド部分の取り外し&交換だ。~
まずは幌下部の袋を外すのだ。~

&ref(win7.jpg);
&ref(win8.jpg);

リベットでカシめてあるので、ニッパーでリベットを切って外そう。~
リベットが外れたら袋がサクっと取れる。~
この時に注意!~
袋だけ外した状態で、幌本体とリアウィンド部が止めてあるリベット2つの位置と、
一番後ろの中心のリベットの位置をマーキングしておこう。~
後の話になるんだけど、新しいウィンドを固定する時に結構悩むのだ。(^^;~
んで一番後ろのリベット穴とボルト穴が似たような感じで、
調子に乗ってリベットを打っていると、ボディーに乗せた時に悲しい目に遭う・・・
って言うか遭った。
&256x(32){お約束やなオマエ・・・(^^;};

袋を外してマーキングをしたら、残る2つのリベットを取り、
チャックのストッパーを取り外す。~

&ref(win9.jpg);

コイツはホチキスの玉のようになってて、裏で曲がった足を起こせば簡単に取れる。~
新品のリアウィンドを使うなら、コレはセットになってるので遠慮無く捨ててしまおう。(笑

さて、こんな事が出来る機会は滅多にない。~
今のウチに幌の内側を
&256x(32){水洗い};
してしまっておこう。~
俺もそうだけど、タバコを吸う向きはヒジョーに汚れてるハズ。~
外してしまえば遠慮無く気が済むまで洗えるぞ!~
水で濡らし、ママレモンをつけてタワシでゴシゴシ洗う。~
あとは陰干しで数日置くなり、時間が無いならタオルで水を拭っておけば良いでしょう。~
んで袋(正式名称知らん)を再利用する俺のような
&256x(32){ケチ臭い貧乏人};
は、中身をよ〜く洗っておこう。~

&ref(win10.jpg);

この中は泥だのゴミだのがたっぷり入ってるのだ。~
ココが詰まってしまうと車内に浸水なんて事態になりかねない。~
それと幌の付け根辺りにある雨樋も同時に掃除しておこう。

&ref(win11.jpg);

この雨樋が詰まったら・・・考えるだけでも恐ろしいし、実際にそういう事も結構あるそうな。

そんなこんなで注文してた新品のリアウィンドが届いた。

&ref(win12.jpg);

白い不織布の保護カバーがついてるけど、作業の間は外さないのが吉。~
内側は幌布がそのままついてるので、最初穴が開いてないと面食らう。~
ディーラーに取りに行った時、巨大な箱に入っててどうしてもそのまま積む事が出来なかった。~
車幅と同じ大きさの部品を取りに行く時、修理する車で取りに行ったら、
&256x(32){載せられなくて泣きを見る};
って鉄則をコッキリ忘れてたのは秘密。~
(よ〜く居るんだわ。車のガラスやバンパー取りに来て乗せられないってのが・・・)~
箱から出して、端だけ少し畳めば幌収納部に載るので、安心してロドスタで取りに行ってくだされ。(笑~
新品Assyにはチャックがついてるんだけど、片方が接着してあって、
片方は何もついてないチャックのみ状態になってる。~
一瞬コレを見たら、幌側の旧チャックを毟り取って接着しないといかんのか?って思うんだけど心配は無用。~
ウィンドAssyのチャックの片側は捨ててしまい、幌側のチャックにつけてしまえばOKなのだ。

まず新品Assyのチャックのストッパーを取ってしまいます。~
で、チャックの開いて行くんだけど、ストッパーが無いから金具がスポっと抜けてしまう。~
コレでチャックの片側は泣き別れするのだ。~
んで幌側チャックとウィンド側チャックの中央に合いマークである切り込みが入ってるので、コレが合うように先程のチャック金具を使ってチャックを閉める。~

&ref(win13.jpg);

ジャンパーやコートなどのチャックを閉める時を思い出してもらえれば分かると思う。~
実は合いマークだけど、
&256x(32){最後の最後に気が付いて};
悲しい思いをしたのだ。~
案の定、俺のはセンターがズレてやがる。(^^;~
んで幌側の古いチャックのストッパーの穴を参考にして、
新しいストッパーで止めてしまえばOKであります。~

&ref(win14.jpg);

コレは右側の端末。~
端末はどうしてもチャックを入れることが出来ないので、開いたままでストッパーで固定してしまおう。~
コレで十分です。

で、現在チャックのみで幌本体とウィンドがくっついてる状態。~
今からリベットで正式に組み立てていくのだ。~

&ref(win15.jpg);

写真の丸で囲んだ部分がウィンドと幌を固定するリベット穴。~
コレをバラす時にマーキングしとかないと、後で悩むことになるのだ。(^^;~
目印は少し大きな穴1つと小さな穴が2つ、合計3つが並んでいるトコ。~

&ref(win16.jpg);

この場所を間違えると後々泣きをみるので慎重に確認しよう。

そうそう、写真にあるように、俺はアルミのブラインドリベットを買って使った。~
俺はリベッターなる工具を持っていなかったので、良い機会だから買ってみたのだ。~
使用するリベットは4ミリ径の長さは10ミリくらい欲しい。~
短いと後で袋と幌2枚分にリベット打つのに長さが足りないのだ。~
んでステンレスのワッシャーをカシメ側に入れとかないと、穴が広がるばかりでカシメられないので注意。~
まあリベットでなくてもハトメでも
&256x(32){ボルトとナット};
でも構わないと思うけど、絶えず水に漬かる場所なので、鉄以外にしときましょう。~

コレを止めたら、防水の袋を被せてリベットを打つ。~
袋を被せたら、まずは一番前側の穴の左右にリベットを打って位置決めする。~
ブラインドリベットを使用するのであれば、完全にカシめてしまわずに、
ワッシャーが掛かる程度で止めて仮打ちにしておく。~
まあ待ち針みたいなモンですわな。~
次に後ろ側の中央を仮打ち。~
ココの穴位置も紛らわしいので、間違わないようにしよう。~

&ref(win17.jpg);

リベットの穴とボルトの穴の径がパッと見だと区別がつかないのだ。~
案の定俺は嬉しそうに両方にリベットを打ち、組み付け時に失敗に気づくのだが・・・

仮打ちが終わったら、中央から端へ引っ張ったりして形成し、納得できたらリベットを本打ちする。~
これで新生幌が完成だ!

&ref(win18.jpg);

後はバラした逆の順序で車に取り付け、ロックの張力を再度合わせ直し、仕上げにウィンドの保護を撤去すれば完成!。~

&ref(win19.jpg);

センターの狂いで少し波打ってるけど、使用上あまり差し支えは無い。~
見晴らしも抜群で、ピカチューも喜んでおります。~
この後雨が降り、防水テストも行えてしまったけど全然問題無し。~
思った以上の成功を収めた。~

作業後の感想・・・難しくはないけど
&256x(32){エレェ面倒だ!};
ディーラーで交換したら5万程だそうだが、まあ妥当なトコだね。(^^;~

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