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実験車輛弐號機−殺人君−

&size(10){●このページに出てくる法令の引用は、製作当時法庫の物を引用させていただいておりましたが、現在有料化になっており、各法令へのリンクは外しております。};

事故車のディオZXを手に入れたので、白井ネットワーク(ぉぃ)を使って部品を集めました。
そしてZXの部品が大方揃ったのは良いが、色々とゴミも出てくる。
まずAF24ディオ1台にAF27素ディオの外装無しだ。
こいつらをバラして鉄屑にしてる時に発見してしまった。
AF27ディオのフレームの、エンジンマウント付近である。

&ref(geno1.jpg);

だからなんだと思うかもしれないが、これには凄い可能性を秘めているのだ。
実はこれだけの大きさでも &256x(32){車体番号の刻印が残ってしまうのだ};

&ref(geno2.jpg);

そう、実はコレだけでAF27ディオとしてナンバーが取得出来てしまう。
そんなまさかと思うだろうが、一応スジは通っているのだ。
道路運送車両法では、

(打刻の塗まつ等の禁止)  
第31条  何人も、自動車の車台番号又は原動機の型式の打刻を塗まつし、
その他車台番 号又は原動機の型式の識別を困難にするような行為をしては
ならない。但し、整備のため特に必要な場合その他やむを得ない場合において、
運輸大臣の許可を受けたとき、又は次条の規定による命令を受けたときは、この
限りでない。

とある。
ちゃ〜んと元のまま手を加えずに、キチンと見る事が出来ればいいのである。
だから車の &256x(32){ニコイチ*1}; は別に違法ではないのだ。
だって車体番号の刻印には &256x(32){一切手を加えていない}; のだからね。

【現在の俺様解釈】この屁理屈は正しいか?
引っ張ってくる法が違いますね。当時しらいが言いたかったのは、
車体番号をイジるかイジらないかでなく、'''フレームそのものに
対して行える改造の範囲'''の事でしょう。刻印の部分を切り取り、
別車体に付け替えるのは、コレ明らかな違法行為であり、その
違法性の根拠は議論するまでもないでしょう。この殺人君はあく
までもAF27ディオの改造車であり、ディオのエンジン付近とソレ
以外を全部改造した。どこにも元々の車体を何%残せとは一言も
書いていないですからね。

さてコイツで何をしようか・・・と考え込むまでも無く、瞬間に思いついてしまった。
で、そのベースとなるモノを入手した。

&ref(geno3.jpg);

そう、 &256x(32){チャリンコにくっつけてしまおう}; という寸法だ。
本当は子供用の超小さなヤツが欲しかったのだが、まあいいやってな訳でコイツにした。
ただくっつけるだけなら良くある話だが、それでは面白くない。
先程の車体番号を使って、 &256x(32){ナンバーつけて公道走ってしまおう}; と企んでいるのだ。

【現在の俺様解釈】車体番号を使って公道を走ってしまおう
正直言葉を間違えています。言い回しが誤解を与えかねないが、
あくまでもディオの改造車であり、ディオの車体番号を毟って
自転車に貼り付けてしまえという話ではありません。それは
明らかにクロです。

そんなの無理と思うかもしれないが、よ〜く考えて見て欲しい。
バイクもクルマも車体番号が命。
この車体番号に手を加えたらもう2度とナンバー取れないが、 この番号がある限りナンバーは取得出来るのである。
そして原付の法律に、 &256x(32){フレームを切ってはならぬ}; という項目は無いはずなのだ。
だから手を加えていない車体番号が残っているフレーム・・・では無くバイクに、 チャリンコをひっつけてはダメだということは無いはずだ。
そう、チャリンコにエンジンを付けたのではなく、AF27ディオのフレームを加工して、チャリンコの前半分をつけたということになる。
どうだろう、スジは通っているとは思わないだろうか?

【現在の俺様解釈】フレームを切ってならん事は無い
現在の俺様解釈でも、この考えはOKだと思います。
元の車体の何%を残せという決まりは無いワケですし、車体強度に
ついても「己の甲斐性で頑丈に作れ」としか書いてませんし、
頑丈さを論理的に証明して提出する必要も無ければ、ソレを受理
する体制も無い・・・いわゆる登録自動車でいう構造変更の申請と
いうルールもありません。結局は「己の甲斐性で頑丈に作れ!ケガ
しても国も自治体も知らん!!」という事なんですよ。

早速このチャリンコからリアタイヤとその周辺を切り取ってしまう。
そして先程のフレームとエンジンを仮に乗っけてみた姿。

&ref(geno4.jpg);

をを、結構イケそうぢゃないの!
イケそうなのがわかったら行動は早い。
まずはエンジンとフレームのセンターを出す。

&ref(geno5.jpg);

上から吊るして水平を出し、糸を垂らして見た。
本来なら車載状態で見るべきなんだが、あいにくフレームを &256x(32){ガスでブッタ切ってる時に気がついた}; のでこうしてみるしかない。
バイクのスイングアームみたいに、基本的にオフセット無しなら良かったんだが、 コイツのエンジンマウントにエンジンハンガーは右に左にとオフセットの嵐なのだ。
どうにかしてセンターを出せないかと無い知恵絞って出たのがコレだった。

&ref(geno6.jpg);写真撮る関係で垂直は出しとらんよ。

タイヤの真中の溝の垂直上に、どうやら左右クランクケースの合わせ面と、 糸を巻いているココが &256x(32){センターになるらしい}; まあ1センチくらいズレてまっすぐ走らなかってもいいや。
ナンバー取って &256x(32){国家権力を論破出来れば良い}; のである。
適当な測定の結果、一応左右メインパイプ間の中間でセンターは出ているらしい。
ココを基準にして、チャリンコとドッキングさせる。

&ref(geno7.jpg);

一応仮の点付け溶接だけだが形にはなった。
後にちゃんと補強することになる。
ついでに元々ついてたサイドスタンドもひっつけておいた。
賢明な人はお気付きだと思うが、実は今の状態ではひとつ欠けているモノがある。
それは &256x(32){サスのアッパーマウント}; なのだ。
今の状態は、フレームとエンジンが固定されているのはエンジンハンガーだけなのだ。
これではシリンダーにかけてあるジャッキを外せばガッタンと真ん中で折れ曲がってしまう。
まあそれは承知であり、実はこんなコトを考えている。

&ref(geno8.jpg);

ココにマフラーのマウントがあるのだが、ここにつっかえ棒をこさえてやり、 支えてしまおうって寸法だ。
&256x(32){完全なるノーサス}; になるんだが、まあ先にも述べたように、マトモに走らす気など毛頭無く、 &256x(32){法律のスキマを突ければ良い}; ので、こんなモンで上等だ。
そうそう、一応こんなチェックもしてみた。

&ref(geno9.jpg);

ハンドルポストからリアタイヤまで糸を張ってみたが、結構センターが出ているのだ。
しかしそんな簡単ではなく、前から睨んでみるとフロントタイヤとリアタイアが垂直に立っていない。
センター出しと直角出しは慎重にやったのだが、水平方向は手を抜いて、 元々ついてたチャリのスイングアーム・・・ぢゃないんだが、 バイクで言う所のココの部分はフレームに対して水平出ているだろうと仮定して、 少し残しておいてその上に &256x(32){乗っけただけで}; 位置決めしたのだ。
そしたらガスで切断した時の歪みだか、元々水平出ていなかったのかは知らんがダメだった訳だ。
やっぱこういうモンはきっちりとジグを作ってやる作業ですな本来は。

まあ一応目星はついたから、次はマウントの増設&補強、電装&保安部品取り付けである。
そういや純正CDI置いてたっけなぁ・・・


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*1 2個1という意味
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