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作業日誌

ガス漏れ探し  - 2006-06-30 23:21:12 (金) -

昨日たけちよのあんちゃんがやってきて、ミニキャブのユーザー車検の点検付き合うたって欲しいんじゃ!とのお願い。
しかしその点検時にクランクシールからのオイル漏れを発見してしまい、これじゃぁ無理矢理検査通してもあきませんわっちゅ〜事で急遽ドック入り。
それとエアコンのガス漏れでエアコンが効かない・・・それも同時修理。
とりあえず部品到着までの間に、エアコンの修理でもしようか。
一見漏れ箇所は無いけどどっかで漏れてるハズ。
とりあえず片っ端からガスケット交換か?とか思ってたら、エンジンルームに「エアコンシステムに蛍光剤添加済」との表記を発見する。
おーそういやキョウビの車は製造時に入れてあるらしいのぉ〜けどウチじゃ見られへんしのぉ〜なんて思ってたら突如閃いた。
そういや以前廃車にアレが入っとって、面白半分で事務所に置いとったハズや・・・

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ブラックライトで照らしてみると、ガスチェックで飛んだ飛沫もクッキリ。
こりゃえーわー
早速システム全体を照らしまくってみたけど、蛍光グリーンに光り輝く部分は見つからず。
一応エバポレーターの裏側を見てないんだけど、表から照らしても見えるハズやしのぉ。
もしかしてホンマに普通にガス抜けただけ?
とりあえずガスだけ入れて様子見か。

しかしこうクッキリ見えたら便利やねぇ。
バカデカいブラックライトではなく、市販のLEDマグライトに紫外線LEDでも組んだら便利そう。
機会を見て作っとこう。
●一行コメント


お名前:

リコールモノ?  - 2006-06-24 00:52:07 (土) -

はぁ〜しんど。
今までH31Aミニカの修理をしておりました。

このミニカ、以前俺が売った中古車で、仕入れて引き渡す前に簡単に修理・・・のつもりが、意外に色々壊れてて手を焼いた車である。
最後の最後にフロントスピーカーから音が出ないのと、パワーウィンドのスイッチの中古が手に入らず修理出来てなかったが、急ぐ必要有ったのでとりあえず納車。
で、先日本格的にパワーウィンド動かなくなったのと、エアコンが死亡して

移動サウナ化

してるとの事で、代車出して修理。

まあ色々あったけど結果全部直った。
しかしその壊れ方というのがヒジョーに問題アリな壊れ方だったのである。

まずはエアコンの不良から。
どうせOリング抜けで冷媒無くなったんだろうと思ってたら、スイッチ入れてもウンともスンとも言いやがらない。
こりゃー変だと原因探しまくっても見つからない。
更にはダッシュボードひっぺがしたけど見つからない。
散々悩んでやっとこさ見つけた原因がコレだ。

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コレ、エアコンの風量切替スイッチなんだけど、接点が過熱して樹脂を溶かして凹んでやがるのだ。

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裏側までモッコリ。
で、移動接点側もこの通り。

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結局最大風量で使うと容量不足の接点が過熱し凹んで接触が悪くなる。
更に使うと移動接点側も過熱で歪んで反ってしまい、全てのポジションで動かなくなってしまうってトコか。
こんなトコだけ部品出るのか?と思って問い合せてみたら普通にスイッチのみで部品出たし、しかもこんなマイナーな部品のハズなのに、部品屋に発注掛けたら

翌日届きやがった

ので、コレ案外マイナートラブルでなく、

メジャーなトラブル

なんじゃないか?と勘繰ってしまう。
しかしコレ、間が悪かったら車燃えるで。
しかもこれからの時期、暑くてエアコンを最大風量でガンガン回す機会が増えるだろう。
という事は

続々とトラブル発生

する可能性が高くなる。
ミニカオーナーの方は気を付けられたし。

で、次にパワーウィンドのスイッチ。
H31Aなんていくらでも廃車あるんだけど、この車に付いてたスイッチがなかなか手に入らない。
このミニカって生産中に何故か途中でスイッチが変更になってコネクターも変わってるんだけど、タチが悪いのは

外観全く一緒

だという事。
解体屋では部品に入ってるメーカー品番の刻印で特定をするんだけど、コイツはメーカー品番の刻印まで一緒だから手に負えない。
苦肉の策として、コネクターの色で判別するんだけど、一般的に流通してるのが黒のコネクタで、コッチの車は白いのが付いてる。
コレがなかなか見つからねぇんだ・・・

で、無い無い言うてても物事進まんので、コネクタを繋ぎ換えて移植してやろうとしたのだが、どうやら内部回路も全く違うようで大幅な変更が必要になりそうな予感。
しかし壊れてる(ハズ)のスイッチも中身にダメージの痕跡は無い・・・一体何だこれ?
新品組むしかねぇかと諦め、スピーカーが鳴らない原因を探す。

三菱の純正オーディオコネクタって結構偏屈で、バンetcの1スピーカー、低グレードの2スピーカー、一般グレードの4スピーカーで、スピーカー接続の位置を変えていたりする。
だからコネクタ刺さるからと単純に入れ替えても鳴らかったりするのだ。
しかし今回は配線合ってるハズなのに音が出ない。
前回デッキ自体は音が出るのを確認済みだし、スピーカーも右のみ調べてみたけど正常だった。
そして今回ダッシュボードを毟ったついでに加工の有無を見たけど異常無し。
う〜ん・・・・・・・間違いなく断線なんだが、通常無加工のハーネスが切れるなんてそうそう無い。
もしソレが切れるとすれば、可能性があるのは唯一の可動部であるドアの部分。
そこの配線のグロメットを捲ってみて・・・・とんでもない事を発見してしまう。

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思わず声に出して
はぁ?

と叫んでしまった。
有り得ない・・・絶対有り得ない・・・前まで極普通に免許取りたての女の子が、極々たま〜に乗ってただけの車なのに・・・
なぜこうなるのか原因を探ってたら、なるほどこういう理由ですか・・・

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電線って普通これくらい曲がるモンだけど、何故か切れたり裂けたりしてる部分は、指が痛くなる程力入れても曲がらない。

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どうやらコレ、コネクタ部の防水の為に充填されてるシリコングリスらしきモノが犯人のようだ。
コレが盛られて電線に付着してる部分のみ、被覆がカチカチに変質してる。
反対にグリスが盛られていない部分は柔らかいままなのだ。
結局こういった原因で電線が切れ、パワーウィンドが動かなくなったり、スピーカーから音が出なくなったりするのだ。
ただ単純に切れてブチっとショートしてヒューズが飛んでくれれば良いが、最悪の場合、パワーウィンドのコントロール線やスピーカー、デッキの配線にIG電源が入ったら・・・ヘタコイたら火が出るやもしれんし、中途半端に切れた状態でパワーウィンド使ってたら、その部分で過熱して、コテコテに盛ってあるグリスが発火・・・なんて事もあるかもしれない。
俺が思うにこれってとても再現度が高く、非常に危険だと思うのだ。
しかもこのミニカは平成6年式で、H31A自体の発売は平成5年9月からだからかなりの初期モデルに該当する。
という事は・・・これからスピーカーから音が出なくなり、その次にパワーウィンドが動かなくなったりするミニカが

続々と発生する

可能性が大だと思うのだ。
そのウチの何台かは、デッキからキナ臭い香りが漂ったりするかもしれない。
更に稀に、ドア付け根付近から狼煙が上がるかもしれない。
超不運なヤツは火が出て車全焼・・・んな事ぁ無いかとは言いきれない。

てなモンで一度線を切断し、ヒシチューブ入れてハンダ付けして修理。

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しかしコレはあくまでも応急措置だから、そのうち再発する可能性大。
ボチボチ改善命令が出て、全車無料で取り替え・・・なんて事になると良いなぁとか言ってみるテスト。

●一行コメント
  •  う〜ん 三菱らしい詰めの甘さと言うのか、、、 三菱駄目駄目、俺嫌いです -- かーはら? 2006-06-24 10:03:25 (土)
  • 実はもう把握していて密かにクレームに応じていたりして・・・。 -- メツブシ自動車? 2006-06-24 12:54:39 (土)
  • いくら「密かに」やっていても、自動車関連業界内では既知の事実となっているかも?>メツブシ自動車様 -- ぶち? 2006-06-24 13:59:37 (土)
  • 初めましてです。だめすぎて呆れますなぁ -- ツトム? 2006-06-24 14:50:31 (土)
  • メーカーの友達に聞きましたが、出荷時にはシリコングリスは塗られてないとのことです。 -- Jun? 2006-06-24 15:05:44 (土)
  • まぁ、昔から三菱の電装系は?でつが… -- ? 2006-06-24 19:44:40 (土)
  • うちに有ったミニカ(型式不明)も同時期かな?すでに無いですが。あったら速攻明日にでもドアめくらんといかんところです。シリコングリス+電線は電子工作でありそうなんでキーつけよっと。 -- コー 2006-06-24 23:04:44 (土)
  • 昔ミニカに乗ってました。もう設計もダメなら工場出荷段階の工員のモチベーションもダメだしチェック体制もトラブル発生時のフィードバックも全くダメ、だと思っているのでタダでも三菱のクルマはもう乗りません -- nomad? 2006-06-25 00:31:49 (日)
  • ちなみにメーカーの友人は、ミニカも何台も乗り継いで分解組み立てしてるエキスパートです。 -- Jun? 2006-06-25 20:10:15 (日)

お名前:

タペットクリアランス調整  - 2006-05-17 23:21:23 (水) -

マゴソを潰されて、足に使おうと先日起こしたばかりのムーヴが売れてしまい、今泣く泣くL500素ミラの4MTを転がしてます。(笑
天井内張以外の程度は悪くないので、機会が有れば売り飛ばそうと企んでるんで、チマチマと手直しやってます。

てなモンで本日タペットクリアランスの調整。

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実は昨日やってたんだけど、クリアランスの数値が判らないわ、シクネスゲージが行方不明だわで、無謀にもヤマ勘でクリアランス調整したんだけど、やっぱり調子がよろしくない・・・ってなモンで本日追試。
冷間で吸気側0.2mm、排気側0.3mmと、部品取りしてたL200のボンネットの裏側に書いてたんで再調整。

しかしまあ手軽にイジれて楽だよなぁ。カバー開けるまで10分掛らんもん。(笑
1JZだとこうは行かない・・・俺基本的にエンジンイジくり倒すのは嫌いじゃないけど

面倒臭い

から嫌なの。
こう見えてもイジくり倒すより修理の方が好きだったりするし、極限性能やロマンを追い求めてるワケでもないから、過去のアルトエポリューションやマゴソのように、高性能純正エンジンを素ノーマルでスワップした方が、後々維持が楽で好きなのだ。
少なくともXJRとマゴソは、乗りたい時にグズ付かずに即動いてくんないと絶対に許せないし、暖気も無しにコンビニに行きたいし、長距離走るのが不安なクルマじゃ嫌。
無茶で突拍子も無い事ばかりやってるように見られがちだけど、実は俺って細く長く地味で、実用性を重視する方だったりする。(笑
だからそろそろハメを外してバカタレなモノをこしらえてみたい・・・だからシャリィなんだけど、無保険のD(自主規制)にマゴソ壊されてシャリィは延期になりそうな予感。
あークソッタレ、世の中計画通りにゃ進まんモンやのぉ・・・orz

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ウレタンブッシュ試作  - 2006-05-17 23:21:23 (水) -

↓のバイトを使い、1つ試作してみた。

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形的にはOKだけど、問題は硬度だなぁ。
ウレタンの硬度が有り過ぎて、多分コレスタビの締め付け出来ないんじゃないかと・・・
例え締め付け出来たとしても、固すぎてストロークに悪影響が出そうな予感。
それよりも、ちょっとしたアダプタを作って、ピロ式に変造した方が結果出そうな予感。
まあ一応8コ作ってみて、人柱になってもらおうかな?とは考えてるんだけど。

●一行コメント

  •  せんせー 重量1.7tのハドソンホーネットに使ってみたいです! -- かーはら? 2006-06-24 10:05:24 (土)
  • これくらいやったらボール盤で作れるんちゃう?外径の寸法出さんとあかんのやったらしんどいけど。 -- しらいまさや 2006-06-24 10:34:35 (土)

お名前:

ウレタン用バイト  - 2006-04-20 22:39:46 (木) -

以前にマゴソのウレタンブッシュを削り出すのに普通のバイトでやってみたんだけど、これがまたキレイに削れないの。
表面がささくれ立って、削るというか毟ってるような状態。
どうもウレタンの場合、削るのではなく「切る」のが正解のようだ。
どう説明したら良いかわかんないけど、一度ウレタン棒掴んで回して真剣と突っ切りで切ってみりゃわかる。

で、今日お客さんでもあり、クルマイジり友達でもあるハチロク乗りのY氏が、「しらいさ〜ん、ハチロクのスタビブッシュ作れへ〜ん?」との相談。
無論作れるんだけど、今回は以前の教訓を生かしてバイトをもうちょっと考えてみよう。

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他にも作ってみたけどどーも上手く行かない。
で、結局落ち着いたのがコレですわ。
間に合わせで作ったんで、もう少し改良の余地あるけど、概ねこの形状で正解だろう。
後日もうちょっと刃を薄くしてみるのと、ついでにウレタン専用突っ切りを作ろうかな。

●一行コメント


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マフラーの修理  - 2006-04-05 22:36:41 (水) -

ウチのお得意さんトコの社員さんが、とってもキレイなGZ20ソアラに乗ってはる。
ところが先日、段差でマフラー引っ掛けた〜!との事。
今ウチは年度末で出た車で一杯なんで、急遽マフラーを取り外して持ち込んでいただいた。

PAP_0011.jpg

センターとリアの間のフランジなんだけど、あ〜あ見事に引っ掛けてる・・・
ただこんな状態でもフランジ上側のダメージはほぼ無さそうなんで、なんとかなるんじゃないかな?

PAP_0010.jpg

とりあえずリアマフラーから修理。
ブ厚いのでアセチレンで温めてから叩く。

PAP_0009.jpg

まあこんなモンか・・・

PAP_0007.jpg

この勢いでフロントパイプ側も修正。
コッチはパイプとフランジの2番で千切れているので、後に溶接を行う。

PAP_0005.jpg

一応フランジ同士の合せ面を見てみる。

PAP_0004.jpg

う〜んこれだけ直れば上等じゃない?
新品だって大抵は排気漏れしてるしさ。(笑
一応簡単に当り面の研磨修正。
まずは鉄板にアセチレン燃やしてススを付ける。

PAP_0003.jpg

これをフランジに擦りつけて、平面を見てみようという魂胆。
当りが強い部分がわかるかな?

PAP_0002.jpg

ススが付いた部分をベルトサンダーで研いでおく。
簡単に済ませたけど、今から思えばダイアモンド砥石有るから、アレで研いでおけばもっと良かったかな。
で、アルスターパイプのアルミメッキを削り落として溶接しておく。

PAP_0001.jpg

フランジの肉厚を考えてチョット電流上げて溶接してたら、思ったよりスルスルと溶ける。
まあいいやとそのまま溶接したら、裏側に思いっきり溶け落ちてるじゃねぇか・・・
よ〜考えたらフランジにパイプを「挿して」から溶接してあるから、2番部分で溶接したら、結局フランジでなくパイプの所で、2〜3t程度しか厚み無いんだよな。
とりあえず裏側はベルトサンダーで軽く削っておいた。

この作業で3000円程駄賃を頂いておいた。
溶接機のガス代の足しにします。(笑

●一行コメント


お名前:

ガンダムの修理  - 2006-03-15 20:56:01 (水) -

仕事の用事で外出してたら携帯が鳴った。相手は姉貴のようだ。
何の用やねん?と出てみると・・・姉貴の息子、まあ甥っ子でしたわ。
で、その甥っ子がエラい切羽詰まった感じの声で相談が有ると言う。
こりゃ〜余程の事有ったなと話を聞いてみると・・・

俺:どないしたんや?エラい困っとるんちゃうんか?
甥:そうなんだよマークン・・・あのさ、友達に壊されちゃったんだよ・・・
俺:何?壊された?何壊されたんや?
甥:あのね・・・ボクのね・・・ガンダムの部品が取れちゃって治らないんだよ・・・
俺:・・・・・わかったわかったソラエラいこっちゃな。
  オッサン今忙しいから明日見に行ったるわ。


必死で笑いを堪えながら、甥っこの

深刻な悩み

を聞き続けると、どうも大事にしてたガンプラを友達に見せびらかしてたら、友達に腕か何かをパーツを毟り取られたらしいのだ。
で、補修パーツを買おうにも説明書や箱は捨ててしまってるようだし、どうにかして現物を直すしか無いようだ。
とりあえず翌日様子を伺いに行くと、仮に別のガンダムの腕を取り付けられていた。
件のパーツを見てみると、関節のダボの所で見事にポッキリと逝ってる。
こりゃその場では直せなさそうなので、とりあえず預かって帰った。

これがそのパーツだ。

CA310490.jpg

で、この2つを付けてる関節部分のダボがポッキリと逝ってる。

CA310491.jpg

アロンアルフか何かでどうにか付けようとした痕跡があるのだが、きっと下地処理もせずに付けたのだろう。
しかもこんな狭い面積で力の掛るダボを付けた所で強度が出ないのは目に見えている。
アロンアルファで付かないと悟った段階で諦めてくれて良かった。
ここでヘタに溶剤系接着剤で付けられたら大変だった。

ところで俺はガンダム&ガンプラには疎いんだが、百式の存在くらいは知ってる。
しかし甥っ子の世代で百式もおかしいし、姿格好がどうも俺の時代のガンダムでは無い。
分からないながらにググってみると、どうもシラヌイアカツキ仕様のような気はするのだが、どうも関節の構造が違うような・・・
まあいいや、とりあえずコレを直せば
オッサンの威厳

が保たれるのである。
正直な話補修パーツ買って直せば良い・・・というか、所詮2000円程度のガンプラだから、補修パーツ取り寄せる暇有りゃ丸ごと買って、その部分だけ作って渡した方が手っ取り早い。
しかしまあ一応限定品らしいし、何かと俺は何でも知ってて何でも直せる凄いオッサンと思われているようなので、そんな
汚れた大人のやり方

で済ますのは、子供の夢と憧れを壊してしまう事になる。(ォ
ここは1つ、凄いオッサンのやり方を貫いてみようではないか。

まずは分解して、関節部分に折れて残ったダボを摘出する。
変なモノで突いて形を崩すとマズいので、専用治具を旋盤で削り出し慎重に押し出す。

CA310492.jpg

この時点で既に汚い大人のやり方のような気がせんでもないが、完全趣味モードに入ってるので文句は言わせない。(ォ
そしてコレが関節のメス側とダボと本体。

CA310493.jpg

こいつを如何に付けるか・・・前にも書いたが、接着剤だと多分強度が足りないだろう。
というのも、直径3ミリ程で中空構造になってるから実質1mm程度の肉しか無いのだ。
観賞目的であればとりあえず付いていれば構わないのだが、きっとガキらだからポーズ作ったりでガンガン動かすに違いない。
強度を保った上でコレを直すには・・・そうだ、芯を入れてやれば良いのだ。
早速ノギスでパーツを測定し、旋盤使って真鍮棒からこんなパーツを削り出した。

CA310494.jpg

これを本体に入れてやり・・・

CA310495.jpg

接着剤を塗った上でダボを圧入して・・・
CA310496.jpg

完成である。
これならダボが折れる前に本体が壊れるであろう。

CA310497.jpg

まるで魔法でも使ったかのように、一見何も起こっていなかったように直されたパーツを見て、甥っ子は俺に畏怖するであろう。
これでオッサンの威厳もしばらくは安泰である。

●一行コメント
  • うははは!いい!この苦労と努力を見せれることが本当の意味で子供には与えたい「物」なんです。素敵。 -- おいちい? 2006-03-16 01:48:08 (木)
  • 旋盤や溶接機等の正しい使い方の見本です。これなら家族にも邪魔者扱いされません。 -- あぷ? 2006-03-16 09:29:38 (木)
  • 甥っ子も、叔父さんの威厳を思い知ったでしょうね。多分、「凄え!」「カコイイ!!」と評価も上々でしょう。 -- ぶち? 2006-03-16 21:49:24 (木)
  • 甥っ子にお優しいですこと。しかしまあ、「しらぬいあかつき」ってふざけた名前。 -- sacky? 2006-03-16 22:24:54 (木)
  • 優れた清いオトナのカガミー!!イヤサカー!!製作工程を見せれば尊敬倍増間違いなし!きっとおじちゃんってスゲー人なんだ、と人生の師として尊敬してやまないことでしょう! 甥っ子の一生の指針が決まった! -- nomad? 2006-03-16 23:57:34 (木)
  • しゃちょー、すごすぎます! -- せいりゅー? 2006-03-17 02:34:37 (金)
  • おぉ仕事からかえったらこんな時間じゃないですか。甥っ子様にはいつかシャリートゥルビオンのテストライダーに挑戦していただきませう。 -- たけちよ 2006-03-17 03:52:07 (金)
  • すげー、こんな細かい部品を旋盤で削れるとは!職人だねぇ -- Jun? 2006-03-18 00:15:33 (土)
  • おや?BBS落ちてる? -- Jun? 2006-03-21 18:30:16 (火)

お名前:

灰皿  - 2006-03-09 21:49:40 (木) -

自動車関係の店で、その中に好き者が居ると、車のパーツを使った小物が必ず存在するものである。
ウチの事務所にも、GZ20のターボを使った灰皿、売り物にならない純正レカロを事務椅子にマウントしたレカロ事務椅子などが存在する。
で、以前作ったターボ灰皿の容量不足を感じ、仕事で溶接機出したついでに以前から作ろうと思ってたのを作ってみた。

CA310478_2.jpg

説明するまでもないが、ロータリー灰皿である。
ベースはSA22Cの12Aローターで、その裏にSUS304板をTIGで溶接。
オイルギャラリーなどの余計な穴は溶接で舐めて塞ぎ、表側のシール等も溶接でチョンと止めてある。

CA310480.jpg

ガスケチった上に磨いてないから汚いけど、ブラシ軽く掛ければキレイになるよ。
溶接し難いかと思ったけど、予想を裏切りスイスイ溶接出来ちまった。
ふと思ったんだけど、思い入れのある車を廃車にする時、こんなメモリアルオブジェを作るサービスとかしたらウケるかな?なんて思ったりして。
でも今回のようにエンジンパーツで作れとか言われたら、ちょっと笑えない値段になるので微妙かな〜なんて思ったり。
まあウチのページを見てる人限定の隠しメニューってトコかな。(笑
●一行コメント

  • ものすっごく重いよね!洗ってて手が滑って流し台が凹んだ! -- あぷ? 2006-03-10 11:10:34 (金)
  • お!すてきですね。うちは柿本改のマフラーエンドでつくってます。あまった亜鉛めっきを無理やり電気溶接(ワラ -- おいちい。? 2006-03-10 13:08:23 (金)
  • そう、重いんですよ・・・初めてバラして、エ!これALL鉄だったんだ!!みたいな。マフラーエンドはキレイそうですね。このローターだと一般人見たらタダのガラクタだな。(笑 -- しらいまさや 2006-03-11 09:55:48 (土)
  • 一般人には・・・打刻を打つんですよ。RE-MEMORIALとか、これでグレードうp!さらにブラストとか(ニヤ -- おいちい? 2006-03-11 12:40:01 (土)

お名前:

4穴加工治具の制作  - 2006-02-08 23:41:19 (水) -

解体屋の常連さんに、S14の4POTキャリパーとスリットローター、リア2POTキャリパーをお買い上げ頂いた。m(_ _)m; で、サービスとしてピットのレンタル&ローターの4穴加工を行う事にしたのだ。
そこで犠牲になっていただくのが、売れ残りのP10プリメーラのフロント足回り。

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キチンとニッサンローターのセンターに座り、確実にPCD114.3X4Hを出せる治具は、コレが最強ではないかと。(笑
てなモンでこれよりハブを摘出し、クリップボルトを1本だけ残して取ってしまう。

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で、4穴加工したいローター上面にポンと置き、裏でナットを締めて位置決め。

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そして登場するのがコレ。

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確かクロモリ棒の端材より削り出して焼入れした専用ポンチ。
コレの直径はクリップボルトのスプライン部とほぼ同径に削ってあり、コレをクリップボルトの穴に入れハンマーで叩く事で、簡単確実にポンチが入る・・・予定。

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鋳鉄相手にクロモリで作ったポンチで歯が立つか?と心配したけど、その辺りはとりあえず問題 無さそうだ。

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このポンチマークを基準に、精密に穴開け。
まずはセンタドリルで1発目&下穴を掘る。

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そして切削液をブッ掛けながら10mm、12.5mmと掘ってあげる。
ハイスのキリで鋳鉄切れるかな?と心配したけど、最初に固いセンタドリルで下穴を掘れば、ほぼ黒皮が無くなるので問題なく切れた。

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そして完成。

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表側から別の114.3X4Hハブを入れてみたけど、精度は問題無いみたい。

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反省点は専用ポンチのガイドが欲しいかな〜ってトコ。
どうしても斜めになりやすいので、垂直に打てるガイドを作った方が良さげ。
っていうかポンチの硬度に疑問アリなんで、4〜5mm程度のハイス丸棒でポンチを作り、クリップ穴にスッポリと入りつつ垂直に立つツバ付きガイドを作った方が精度出そう。
そのうち次バージョンになるかな。

●一行コメント


お名前:

パイプ突き合わせ溶接クランプ - 2006-02-03 22:24:33 (金) -

三串のコミュでgs136vanさんが作って居られたクランプを自分的にアレンジ。

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角度切りして突き合わせ溶接する場合でも、好きな角度で固定出来るようにした・・・つもりだった。
まあ最初のアングルとボルトの溶接時にキチンと垂直出てなくて精度がもうひとつ。
また要改良だなこれ。

●一行コメント


お名前:

ラジエーター洗浄アダプタ  - 2006-01-20 17:56:15 (金) -

マジェスタのラジエーターを外してみたらマッカッカ。
在庫して商品にしようと思ったのに・・・orz
でも諦めきれないというか、ふと思い付いて旋盤に向かう。

PAP_0398.jpg

ウレタン丸棒の先端をテーパーに削り、10mmの貫通穴を通し、反対側を15mmのキリで座繰りを入れてやる。

PAP_0397.jpg

これで高圧スチーム洗浄機でラジエーター内部を洗浄するアダプターの完成。

PAP_0395.jpg

写真暗いけど、やろうとした事はなんとなくわかるだろうか?
まあ作ってみたは良いけど、高圧洗浄機じゃ「水量」が足りないんだよなぁ。
このアダプタを改造して、太いホースを接続して水道水を直接流すか、ペール缶にフタ付けてパイプとバルブを接続し、エアレギュレーターを通して圧を下げたエアでペール缶を加圧。その後バルブを開いてドンと水流して洗うとか。
でもどっちにしても錆色は取れないから真っ当な商品にはならんなぁ。(笑
いっその事前から欲しかった負圧式のクーラント交換機作って、ソレの口に流用しちまおうかな?

てなモンでウレタンのクズ1つに妄想が広がる今日この頃。

●一行コメント

  • バイク用のタンク用サビ取りをぶち込んで蓋して放置〜じゃ駄目ですか?w -- N/N? 2006-02-23 22:26:53 (木)

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ソアラのライトのレンズクリーニング  - 2005-12-12 22:20:18 (月) -

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GZ20ソアラの鬼門と言えば、なんてったってヘッドライト。
ただでさえも暗いのに、年を重ねる事によってレンズ表面の樹脂が劣化して曇ってしまう。
これだけなら研磨すればどうにかなるのだが、一番の問題はレンズ内側が埃で汚れる事。
内側が汚れて曇って光量が落ちるのだ。
更にソアラの場合、レンズが2重構造になってるので、汚れによって暗くなる度合が


通常の1.5倍(当社比)

なのだ。
てなワケでソアラはテスター場で嫌な顔されたり、最悪車検自体を断られたりするのだ。

今回こしらえてみたソアラも当然の如くレンズが曇っていたのでコンパウンドとポリッシャーでピカピカに磨き倒す。
そして翌日予備検の前にテスター屋さんで光軸を調整するのだが、テスター屋さんの兄ちゃんの表情が曇る。
俺は理由を知ってるので、「光量足りるやろか?」と言うと、愛想笑いで「いや〜わからんねぇ〜」と。
経験的にほぼ無理だと断定してるようだ。
光軸テスターがやってきて、光量の数値がパラパラと出てくる。
兄ちゃんズバリと


コレどないやっても無理やわ

と・・・orz
4灯式で下目を遮光する紙の位置をゴニョゴニョして光量をごまかしたりするワザも有ったりするんだけど、それくらいでは焼け石に水で、全く論外の光量だとの事。
表面の曇りと取っただけでは無理なのだ。
そこで大慌てで簡単な内部の掃除を行い、電球も新品に交換したら、ギリギリ既定値まで来たけど、光軸出したら多分無理ちゃうか〜だって。
結局その日は検査を諦め帰る事に・・・

で、確かどっかで洗浄方法を見た覚えがあるので、色々ググってみてこちらのページを発見。
やっぱりライト割るしか無いのか・・・
てなモンで早速ライトを外してくる。

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外側に掛かっている金属のクリップを外し、


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ヒートガンで温めて

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マイナスドライバーなどでコジってレンズを外す。

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そして内部のレンズを磨いて掃除してから逆の手順で組み立てる。
要はこれだけなんだが、ハッキリ言って


メチャクチャ面倒

である。
相当温めないとガムが溶けない&ヒートガンでは全体的に温まらないからヒジョーに難しいし、温めながらドライバーでコジると筐体が歪む。
そして磨く時は相当柔らかい布を使わないと簡単にキズが入るし、それ以上に組み立てる為にガムを取り除くのだが、コレが凄く面倒というか


ぶっちゃけ無理

ですわ。
頭来たんでヒートガンで温めて溶かしておいてからレンズを嵌め、更に温めて密着させてクリップ掛けてしまった。
多分水入るだろうなぁ・・・
とりあえずコレで検査通して、後日別のライトを用意するか。orz

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