実験車両/殺人君/その2 のバックアップ(No.2)

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  • 1 (2007-05-16 (水) 13:07:16)
  • 2 (2007-05-16 (水) 13:11:01)

実験車輛弐號機−殺人君− †

さて、仕事の昼休みの合間などを使って、色々悪戯してみた結果こうなった。

どうせ技術的には大した技は無いので、もう細かな作業の説明は端折ってしまいます。
かなり

だが実は、思った以上にマトモに走ります。
そりゃマットウなバイクに比べれば

の三拍子が見事に揃っていますが、見た目を思えば思いの他マトモに走るんです。
てな訳で各部の説明をしてみましょう。

フロント回りは言わずもがな、折りたたみ式チャリンコであります。
ブレーキもハンドルもすべてチャリンコのままなので、 フロントブレーキをいくら握っても、 ゴムがブリブリと鳴いて焦げ臭い匂いを放つだけで、一向に

アクセルとリアブレーキレバーとミラーは初期ディオのがあったので、 こいつをつけてみました。
ウインカーは確かジャベルのヤツらしいってのを買ってきて、 ステーをひん曲げてミラーと共締め。
チャリンコもバイクも、ハンドルの径自体は同じなので、 特に加工は無しにつきます。（但し肉厚が全然違う）
ウインカーやホーンのスイッチはスペースの関係上、取り付けが出来なかったので、 余っていたアルミ板でテキトーにこさえてやりました。

鍵が無いと保安基準が満たせない*1ので、 都合の良さそうな所にアドレスから剥ぎ取ったキーシリンダを取り付けた。
そして、駐車時に第三者が勝手に持って行けないような防犯装置・・・・ 要するにハンドルロックかそれに準ずる物が必要*2だったと覚えが有るので、 こんなものをつけてみた。

見ての通り、チャリンコの鍵である。
これで

防犯が可能だ。

そしてとっても重要な保安機である前照灯だ。

あばうとさんに調べて頂いた結果では・・・

道路運送車両の保安基準第６２条
６２条　原動機付自転車（付随車を除く。）の前面には、次の基準に適合する
　　　　前照灯を１個備えなければならない。
（１）前照灯は、夜間前方１５メートル（最高速度２０キロメートル毎時以上
　　　の第二種原動機付自転車に備えるものにあっては、５０メートル）の距
　　　離にある交通上の障害物を確認できる性能を有すること。
（２）前照灯の照射光線は、原動機付自転車の進行方向と正射し、その主光軸
　　　は、下向きであること。
（３）前照灯の灯火の色は、白色又は淡黄色であること。
（４）前照灯の取付位置は、地上１メートル以下であること。
（５）前照灯は、原動機が作動している場合に常に点灯している構造であること。
（６）光度が１万カンデラ以上の前照灯にあっては、減光し又は照射方向を
　　　下向きに変換することができる構造であること。

とある。
よーするにぶっちゃけた話、１５メートル先さえ照らせるだけの明るさで、極端に明るくなければいいのである。
なんか無いかな〜と色々探してて、最初に目をつけたのはトラックの路肩灯だ。
近所に有るトラック専門の解体屋さんで１０００円で買ってきて、球だけを１２Ｖにつけかえて使ってやろうと考えてた。
しかしだ。
こいつの球は、古の

だったのだ。
２４Ｖであればトラック扱ってる店で手に入るのだが、さすがに１２Ｖでは滅多に無い。
取り寄せるのも面倒だなぁと思ってた時、おあつらえ向きの物を見つけた。
それが写真の、ウィンダムのプロジェクションフォグランプだ。
多分１万カンデラ超えてるだろうけど、まあそこまでは言わないでしょう。

実はもっとウケを狙うために

の装着を企んでいたんだが、どうもコレはダメらしい。
先ほどの条文で１つ引っかかるのだ。

（５）前照灯は、原動機が作動している場合に常に点灯している構造であること。

要するに、エンジン回ってる間はきっちり光ってる構造でないといかん。
って事は、

チャリンコのライトはダメなんだよなぁ。
もしＯＫなら仰け反るほど渋いのに・・・

そしてこの殺人くんの目玉装備はコイツ。

ラグナさん考案の

である。
ピカールの缶に熱帯魚のエアホースの三つ又分岐のニップルをブッタ切り、 コイツを底と天井にハンダ付け。
とうぜん天井のニップルはエア抜きの為の物だ。
コレをホースバンドでサドルに固定。

そしてオイルタンクだが、別に混合にしても良かったんだが、 なんか面倒過ぎるなと思い、コイツもつけてみることにした。
だけどあんまり物ブラ下げる場所も無いので、こんな方法を取ってみた。

ちょっと解かりにくいかもしれないけど、黒く見える液体が入ったホースがタンクである。
元のオイルホースの外形にぴったりはまる太いホースをつけただけ。
このネタの元は、レーサーのマスターシリンダーレス化である。
さすがに普通に乗るバイクにゃ応用利かんけどね。

リア回りはこんな感じ。
妙に目立つ変なケースは、

だ。
コイツをエーモンのステーでテキトーに固定し、バッテリーやＣＤＩ、 点火コイルなどが収めてある。
中身は御見せ出来るような状態ではありません。(^^;
そして更にウインカーとテールランプを取りつけた。
このテールランプはＹＳＲの物で、 ちゃんとナンバーステーまでついてる気の効く逸品だ。
ここではっしーさんに、

と突っ込みを入れられてしまった。
確かに

保安基準４１条の１３
「前照灯、番号灯、尾灯、制動灯、車幅灯その他の灯火装置及び反射器」

というのがある。
しかし甘い！
このテールランプはリフレクターもちゃんとついているのだ！
俺とあろうものがこれしきの事見逃そう訳があるか！！
とか言ってみたりするけど、

でホントはキレイサッパリ忘れてました。(^^;;

てな訳でこれで保安基準を満たしたか再点検。

(原動機付自転車の構造及び装置）
第44条
原動機付自転車は、次に掲げる事項について、運輸省令で定める保安上又は公害防止上の技術基準に適合するものでなければ、運行の用に供してはならない。

1.長さ、幅及び高さ

詳しい寸法は知らんが充分収まっとるだろう。*3

2.接地部及び接地圧

なんぢゃこりゃ？チトやばいかな？*4

3.制動装置

う〜んリアブレーキはそれなりに効くし、フロントブレーキも飾り程度についてるからいいだろ。

4.車体

強度を出せと言われたら・・・無理やな。でもそんな話し聞いた事ねぇな。*5

5.ばい煙、悪臭のあるガス、有害なガス等の発散防止装置

エンジン回りは完全ノーマルやし、ブローバイも無いし問題ナシ！

6.前照灯、番号灯、尾灯、制動灯及び後部反射器

これも問題無し！

7.警音器

当然ついとるぞ。

8.消音器

マフラーのこっちゃね。当然ノーマルのまんまである。

9.方向指示器

当然っす。

10.後写鏡

無論ついておる。

11.速度計

はうっ！これだこれ！！

てな訳で、スピードメーターが必要。
だからってバイクのスピードメーターを流用するには、ハブにメーターギアを仕込んでやる必要がある。
しかしそれはかなり面倒な加工を要する。
てな訳でコイツだ。

自転車用のデジタルメーターである。
コイツはカホ無線・・・いや、ＥＫジャパンの組み立てキットである。
コレを買ってきて、シコシコ組み立てる。
いやぁ、エレキットを作るなんて何年振りだろうか・・・
まあ電子工作というよりも、ただの工作ですなコレ。
おまけにドライバーまで付属してるのには泣かされた。
ホント買って組み立てるだけですわ。
しかし機能はとっても豊富。
速度に時計にアラーム、距離に平均速度、最高速度まで測れる。
なんかココだけ

ですな。
よく考えればメーター照明が無いけど、まあバレんだろう。
これでなんとか大雑把に保安基準を全て満たしている

ので、早速登録して警察に殴り込みだ！
さあ打倒市役所、兵庫県警となるか！！