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*インタークーラー移動 [#kf6e9bee]
&ref(a_icfn.jpg);

スワップ完了後、いつか早いうちにやらなとは思っていたのだが、「あること」をきっかけにとうとう実行に移すこととなりました。~
セルボモードはインタークーラーがエンジンの上にあり、今まで俺のアルトでは、このインタークーラーはただついているだけの状態であり、インタークーラーは灼熱のエンジンの上で
&256x(32){インターヒーター};
と化していたのだ。

難しいこと言わずに、ボンネットにエアインテークつけていれば問題ないのだが、それでは
&256x(32){外見ノーマル};
のポリシーが崩れてしまうのだ。
&256x(32){これだけは譲れない};
ので、わざわざインタークーラーを前置きにしたのだ。

前から計画していたのだが、いざ実行に移すとなると、色々障害が出てくる。~
まず、当然のことながらエアコンの取り付けは不可能である。~
しかし、そんなもの
&256x(32){とっくの昔に};
外されてしまっているので問題はない。~
余談だが、会社に止めていて、帰るまえにエンジンかけてジュース買いに行った。~
そこでうだうだだべっていたら、いざ帰る段階になって、車の中が
&256x(32){サウナ化};
していた。こともあろうに暖房が入っていたのである。~
死ぬかと思ったぞ。

で、アルミパイプを買ってきたのはいいが、曲げる手段が無い。~
まあこういう時のために、副業(本業だって)((当時は某電力会社の下請がメインの電機設備屋に勤務))で勤めている電気屋である。~
倉庫からベンダーを拝借してきた・・・心配しなくてもちゃんと返しますってば。~

&ref(a_icbn.jpg);

んでベンダーがあったとしても、38φのアルミパイプを直角に曲げることは不可能である。~
で、一応アルミロウなんか買ってきて、これで曲がり部分を作ってみることにする。~

とりあえずバンパーを外し、一服しながら眺めてみる。~

&ref(a_icboke.jpg);

ただでさえも狭い軽のエンジンルームである。~
しかも4気筒でツインカムヘッドで、タービンが付くのだから、
配管のスペースを確保するのは簡単ではない。~
でもまあ、Kカースペシャルに載ってた、CRUX(違ったらゴメン)のセルボモードを参考にして、とりあえずのルートを決める。~

&ref(a_icpv.jpg);

さて、盆休みを使ってちんたら作業を始めました。~
しかし、アルミロウ付けがうまくいかない。~
アルミパイプのような、薄物をひっつけるには相当熟練が要るようである。~
もうほとんど溶接感覚・・・素直に諦めて、鋭角部分はゴムホースを使うことにする。~
贅沢は言えない・・・

軽いベント部分はバンセンを使い、大体の曲り具合を決める。

&ref(a_icbn1.jpg);~
実際これまでは曲げられなかったが・・

そしてコレを元にベンダーを使い曲げるのだ。~
一気にやるとヘコむぞ。~

&ref(a_icbn2.jpg);~
実際ヘコんだんだが・・・

とりあえずタービンからインタークーラーまでは完成する。~

&ref(a_icfn2.jpg);

さらにインタークーラーからサージタンクに行くのだが、
通りたい場所にあるバッテリーが邪魔なのだ。~

&ref(a_icbt.jpg);

しかし慌てず、サササっとバイク用のバッテリーを積んでしまう。~
これはもうジャストフィットで、多少だが軽量化にもなるし、結構いいかもしれない。~
バッテリー容量?いや、俺の車エアコンないんすよ。(笑~

&ref(a_icbt2.jpg);

とりあえずテキトーに繋いで初日は置いた。~
今日までの課題として、ノーマルインタークーラーの取り出し口に無理があるのだ。~
どうしても曲がりくねって配管しないといけない。~
しかしこれにも無理があるのだ。~

&ref(a_icen3.jpg);

難しいことは後回しにして、効果を試すため試走に出かける。~
今までエンジン始動直後は異様にパワフルだったのだが、しばらく走るとすぐ馬力が無くなっていたのが、インタークーラー移動の効果ですね。~
バンバン走ってもパワーが落ちない!これはいけるぞ!!~
しかし調子に乗ってブーストを1Kまでかけてみたら、
&256x(32){ぼひゅ〜};
と言ったかと思うと、あっけなく配管が抜けた。~
横着せずに脱脂してからパイプ入れれば良かった。(バカ)((ちゃんと抜け止めの為にリブを刻みましょう。))~

インタークーラーが斜め向いたままというのは、めちゃいい加減な俺としても、
&256x(32){精神衛生上};
よろしくない。~
しかし、このインタークーラーを使う以上、どうしても無理な配管になるか、斜め向いたままつけるかのどちらかだ。~
結局思い付いたのは取り出し口位置変更である。

で、インタークーラー自体はアルミ製で、普通なら溶接を使うのだろうが、
&256x(32){鬼の赤貧素人};
がTIG溶接機なんぞ持っているわけもなく((今では持ってる。この時の悔しさが忘れられなかった。))、ショップに出すのも気が向かないし、それ以上に金が無い。~
アルミロウも先程失敗したばかりである。~
んで思い付いたのが
&256x(32){接着剤};
だ。

接着というと、某カツオくんが親父の大事にしているツボを割ってしまい、
&256x(32){誤魔化すためにひっつける};
みたいなことをまっさきに想像するでしょう。(しないって)~
しかし、キョウビの接着剤をナメてはいけません。~
簡単なものから豪快なものまで、下地処理と用途さえ間違えなければ、
&256x(32){アロンアルファの宣伝も嘘ではない};
ほどの強度が確保できます。

またまた余談だが、ゴム系接着剤と2液混合エポキシ系は強力である。~
特にエポキシは強力で、効果時間も早く、色々オールマイティーに使える。~
3年前だけど、穴の空いたアルミラジエーターをエポキシ接着剤で応急修理したのだが、3年経った今でも立派に現役である。~

今回使ったのは、某バイク用品屋から出ているアルミ充填剤を使用した。~
エポキシ接着剤をベースにアルミ粉末が混ぜてあって、アルミ部分の欠けや削れを補修するための製品です。~
本来接着用途には向かないのだが、強度的には問題なさそうなので使ってみる。~
まあミニトレのポートチューニングに使って余っていただけなんだが。

覚悟を決め、インタークーラーの配管を切り落とし、チャンバー部分に穴を空け直し、下地を出すためサンダーで擦っておく。~
そしてあまりモノのアルミ板でメクラ蓋を制作した。~

&ref(a_icp1.jpg);

&ref(a_icp2.jpg);

そしてキシレンで脱脂してから、接着剤を練り、おもむろに接着する。~
生乾きの時にヘラや指に水(ツバと読む)をつけ、軽く押さえると簡単な整形は可能です。おすすめはしませんが・・・~

&ref(a_icp3.jpg);

こうして完成したインタークーラー改、どれだけのブーストに耐えるのかはお楽しみです。

口の問題が終われば、あとは取り付けだけである。~
手ごろな鉄板を切り出し、アセチレンであぶってL字の金物を作る。~
これに穴あけ、ネジ切りをして、インタークーラーのステーを制作した。~
これをクロスメンバーにネジを切り固定した。~
下側はこれでOK。上側は・・・え〜いこれでもつけておけ。~

&ref(a_icfn.jpg);

早速これで某ゼロヨン会場に行ってみた。~
チューンドアルトワークスie(ブースト1.5Kらしい)と勝負をして、なんとか勝つことが出来た。面目は保てた・・・~
結局これが冒頭の「あること」の理由である。(笑

現時点では常時1K、オーバーシュート1.2Kのブーストに耐えているみたい。~
壊れたらまた書きますね。(縁起でもない・・・)

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