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*クラウンフロントハブ流用 [#kc3fea7f]
ハッキリ言うけど俺は
&256x(32){対向キャリパーに欲情する};
のである。~
特にホイールのスポークギリギリまで張り出してる対向キャリパーに何かを感じる。~
昔R32のGTS-tが出た時、とにかく気になったのがこの部分で、すげーカッコエエと思ったのが始まりであり、バイク乗りでもあるからどうも対向キャリパーでないと頼りないというか、信用ならないというか。~
そんな対向キャリパーフェチがマゴソに対向キャリパーを組むのだが、そのままハイ出来たじゃつまらない。~
あまり実績の無さそうな、PCD114.3X5H化にも挑戦してみようじゃないか。~
というのも、対向キャリパー化する事によって、
&256x(32){ホイールの選択肢に困りそう((まあマゴソのオフセットは+20程度あるので、ワイドスペーサーで逃げれば結構選択肢有るんだけど))};
だからである。~
更に、アルバイト先で大抵売れ残るありがちなFR設定のホイールが履けるという利点もあるのだ。~
そういった理由で、あえて5穴化にこだわってみるのである。

まず最初に5穴化で考えたのが、純正ハブに穴繰って似非5穴化する事。~
しかしこれは強度的に頼りないし、なによりもGX70G純正ハブではそういう加工が事実上まず出来ない。~
次にGX81ハブはどうだろうか?と考えてはみたが、スピンドルの形状がかなり違うため、結局ハブ自体を削り出した方が早いんじゃない?という結論に落ち着く。~
そこで、似たような年代のトヨタの設計で5穴ハブと言えば・・・クラウンかハイエースである。~
試しにMS137のハブをGX70Gのスピンドルに入れてみたら、うまい具合にベアリング位置とオイルシール位置が合う。~
しかもオイルシールに至っては共通部品なので、そのまま使えるのだ。~

&attachref(,zoom,320x240);

&attachref(,zoom,320x240);

しかしMS137のハブベアリングは、GX70Gに比べ一回り大きい・・・コレが問題。~
ベアリングのカタログをシラミ潰しに調べたが、条件に合うベアリングは無い。~
惜しいなぁ、高さ的にはピッタリなのに・・・いや待てよ?~
ハブやベアリングで合わそうと思うからアカンのだ。~
ここで考え方を変えれば、
&256x(32){スピンドルが太くすれば};
ピッタリ合うのだ。^
これなら結構イケそうだ。

スピンドルを太くするには・・・スピンドルを削り出しで作れば良いってなモンだが、さすがにスピンドルだけ作れば良いワケでなく、結局ナックル丸ごと作り直さねばならんだろう。~
それよりも細いスピンドルにカラーを入れてあげれば簡単に解決出来る。~
ただ硬いベアリングで常に叩かれるこの場所に、ハンパな材質のカラーを入れてもスグにバカになりそうな気がする。~
そこで、SCM435((いわゆるクロモリ鋼))丸棒を削り出してカラーを作る。~

&attachref(,zoom,320x240);

&attachref(,zoom,320x240);

こいつはスピンドル外径より3/100mm小さく作ってあって、ガスバーナーで暖めて熱膨張で広げてから叩き込むのだ。~
叩き込んだ後、冷めたら元の寸法に戻ろうとしてガッチリと挟み込むのでまず抜ける事は無い。~
スピンドルは結構複雑な素材&熱処理らしいので、下手に溶接とかしたくないからね。~
今回の用途では最善の方法だろう。~
そんなこんなで、こんなカンジにカラーが入る。

&attachref(,zoom,320x240);

&attachref(,zoom,320x240);

これでクラウンハブがスッポリと入るのだ。

&attachref(,zoom,320x240);

ただ問題も多少あって、若干外側に出てくるので、割りピンが入らないのだ。~
だから実際に使う時は、割りピンでなくワイヤーロックを掛ける。~

&attachref(,zoom,320x240);

次バージョンの時は、ハブ側の外側ベアリング穴を1mm程深く掘り直せば全く純正のように使えるハズだ。

てなモンで、この状態で多分クラウンのローター&キャリパーがボトルポンで使える・・・ハズ。~

&attachref(,zoom,320x240);

「ハズ」というのは、入れてみただけで実際に組んでいないから。~
もしかしたら微妙に寸法合わずにブレーキ引きずるかも。(^^;~
っていうかクラウンローターには興味は無い。~
なんと言っても対向キャリパー化・・・コレが最終目標である。~

使うローターとキャリパーは、R33GTS-t用のもの。~
このローター内径に合わせ、クラウンハブの外径を切削して小さくする。^
こうしないとローターが入らない。~

&attachref(,zoom,320x240);

&attachref(,zoom,320x240);

右が加工前、左が加工後。

&attachref(,zoom,320x240);

ハブリングを作ってやりたかったが、日産のハブ径とクラウンのハブ径は差が小さく、切削で作ったとしても薄過ぎて効果無かろうと見送る。~
ローターのベル内側でセンター出してる状態だが、特に問題は無い模様。~

更に完成度高く仕上げようと思い、バックプレートもR33用を使ってみた。~
アルミ丸棒削ってスペーサーを作り、バックプレートをカサ上げして付けてある。

&attachref(,zoom,320x240);

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まあ最近はバックプレート無くても検査通る((最近のクルマは無いヤツ有るんですわ))んで、無理する必要は無いかな。~
更にキャリパーを取り付ける為に、先のカラーの端材でスペーサーを作り、キャリパーとローターの高さを合わせてある。~
こんなモンで一応完成である。

&attachref(,zoom,320x240);

&attachref(,zoom,320x240);

この有り得ない組み合わせ、知らない奴が見ればフーンってな感じだけど、チョット知ってるとうわ!スゲー!!日産キャリパーや!!とビックリする。~
そして更にGX70Gというクルマに5穴が存在しないのを知ってる奴は、駐車してる俺のマゴソの側で
&256x(32){オーナーが帰ってくるのを待っている};
くらいの超マニアックなポイント。(笑~

後日談だが、有り得ない組み合わせとして現在R32GT-Rの純正ホイールを履いてるんだけど、8J+30が履けないんですよ。~
これ、この加工をする事によりオフセットがどうも+15程度になるらしく、8J+30の16インチだと内側が当たるんですわ。~
結局ワイドスペーサー入れて合わせてるんで、キャリパーとホイールの隙間がバッチリ開いとります。~
一体
&256x(32){何の為に意地張ったのか};
ちゅー話なんですけど。(--;~
ちなみに17インチなら8J+35ならギリギリ履けた記憶があります。

***コメント [#z0c44b76]
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