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パワステ・エアコンに悩む

いよいよシェイクダウンも近づいてきた。
ここで悩みの1つだったパワステを片付けよう。
まず一番の大きな悩みは、マゴソetcの1Gエンジンはパワステポンプが基本的に向かって左側にあるのだが、1JZ系は右側になるのだ。

こうなればマゴソの配管はそのまま使えないので、否が応でもJZX81の配管を使う事になる。
すると今度は、配管の取付方法が違ってくるのだ。
1JZエンジンを搭載するJZX81にはプログレッシブパワステ(以下PPS)・・・いわゆる速度感応式パワステ装着車しか設定が無い。
で、マゴソもそうなんだがPPSでない車の場合、パワステ配管の取付はフレア接続だが、PPS車はバンジョー接続になるのだ。
さあどうしたモノか・・・俺はどちらかと言えば重ステが好きなのでパワステなんざ無くても良いんだが、1JZはベルトが1本のみで、パワステポンプを取り付けないとオルタもウォーターポンプも回せない。
事実上ポンプの取付けを強要されるのである。(笑

となれば2コ1だが、掛かる圧が圧なだけに、切った貼ったは怖いしなによりも

面倒

である。
そこで、良く考えてみたらエンジンメンバーはJZX81のモノなのだから、パワステラックもJZX81のモノを使ってしまえば良いのだ。
早速JZX81のモノを取り付けてみた・・・が、コレは微妙である。
タイロッドエンドでは調整しきれない程の

ハイパートーイン仕様

になるのだ。(笑
案の定、JZX81はタイロッドが長いのである。

swap8_1.jpg

こんなコトではメゲません。
サクサクっとタイロッドのみマゴソのモノに交換してしまう。
コレで無事に解決・・・・とは行かなかった。
なんとJZX81のラックギアは、GX71系に比べて短いのである。
結果、今度は

ハイパートーアウト仕様

になりくさりやがる。(--;
とりあえずタイロッドエンド部でギリギリまで伸ばし、微妙にトーアウト状態には持ってこれたのだが心許ない。
こうなればマゴソのパワステラックで配管ニコイチか、タイロッド加工でJZX81パワステラックか・・・どちらも大業だよなぁ。
そんなコトをG-GTさんトコの掲示板で話していると、カー吉さんが興味深い話をされていた。
カー吉さんはGX71に1JZ-GTEをスワップされたのだが、

え?そのまま付きましたよ?

とのコト。
あれ?と思ってよ〜く考えてピンと来た。
早速パーツリストで調べてみると・・・キター!コレだ!!
GX71三兄弟の後期でPPS装着車は、JZX81のPPSとホース取付部が一緒なのである。
そう、GX71やGX70Gに1JZを移植する場合、GX71後期のPPSパワステラックとJZX81のパワステ配管とパワステラックのブラケットを使用すれば

完璧ボトルポン

なのである。
コレは要チェックである。

まあボトルポンと言えど、1JZ-GEでもない限りリザーブタンクは簡単な加工をして取り付けてやる必要がある。
あとパワステオイルクーラーは多分マゴソノーマルでOKなハズだけど、俺はラジエータのATオイルクーラーに接続してしまったのでよ〜知りません。

パワステが一挙に片付いたので、今度はエアコンの配管である。
俺ぁパワステは要らんが、エアコンは絶対に必要である。

エアコン無いならバイクで十分

である。(笑
俺にとっての車は「エアコンが付いてるコト」が重要だ。
コレだけは絶対にハズせない。

そこでウチの廃車から片っ端にエアコンの配管を外して来た。

swap8_2.jpg

普通の配管なら切ってジョイントとかフィッティング含めて作り直しで良いのだが、車のエアコンは、フィッティング部が特殊な上にカシメになっている。
コレはさすがに汎用品が存在しないし、低圧側はともかく高圧側は結構な圧が掛かるのでホース部で切断して接続というのも心許ない。
だから流用出来る配管を探すのが先決である。
ココでも色々試行錯誤が有ったのだが、ウダウダ書いてても仕方がないというか書くのが面倒なのでズバリ書くと、マゴソ後期の新ガスの車はJZX90のコンプレッサーを使用し、JZX90の配管を温めて曲げてやれば切断無しに接続可能である。
特に低圧側は全くの無加工ボトルポン可能である。
いや〜コレも苦労しましたわ。(^^;
ちなみに旧ガスのマゴソに1JZであれば、JZX81の配管が使用可能と思われる。

ここで電動ファンのコントロールを考えてみる。
ウチにあった廃車より片っ端からファン用のサーモスイッチを外してみたのだが、どうも皆ブレイク接点になっている。
ぶっちゃけた話、冷えている時に電気が流れ、温まると電気が切れるようになっている。
なんでこういう接点になってるのかな〜と思いつつ、AE100カローラのファンリレーを外し、配線を変更してると・・・ああ、なるほど!
サーモスイッチがなぜ冷えてる時に電気が流れるようになってるのか?
どうもソレはエアコンの絡みもあるが、一番は

フェイルセイフ

を持たせる為なのだ。
例えば純正のファンサーモのコネクタを抜くとファンが回り出す。
なぜ抜けば回るようになってるかと言うと、コネクタを繋ぎ忘れた、コネクタが知らぬウチに抜けた、配線が切れた場合はとりあえずファンが回るように設計されているのだ。
こうしておかないとコネクタ1つ抜けただけで確実にオーバーヒートになりエンジン壊す事になる。
なるほど〜っと関心してしまった。
で、そういう訳で俺はこんな回路でファンモーターを回してみた。

fanry.png

この回路で純正と同じようにエンジン回転時にファン回路が働き、エンジンが止まればファンも止まる。
で、純正と同じくエアコンと連動してファンが回るようになってる。
まあ純正の回路ほぼそのまんまだからね。
ちなみにAE100の5A-FEエンジンのファンリレーBOXを使えば、ブレイク接点付きのリレー1つと、通常のリレー2つとヒューズまで付いてくるので超お得。(笑
コレを使って中の配線を繋ぎ直せばOK。
サーモスイッチはこれまた5A-FEのモノを使用。
コレをロアホース側に市販の水温計アダプタを介して付けてる。
ちょっとネジ切り直さないとダメだけど。(^^;
現在コレで問題無く使えてるけど、反応が鈍いのと、夏場エアコン使ってるとファンがウルサイ&バッテリーが心配だから、リレーもう1つ足してアッパー側に同じような回路を付けてやり、アッパー側とロア側でファン1機づつ独立制御、エアコンは1機のみ回すみたいな事も考えてる。

てなモンで配管が済み、ファンも回ったので真空引きしてクーラーガスを入れてやれば・・・うお、さすがトヨタ車や!
めっさ冷えよるわ。(^^


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