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*1JZ最速スワップ方法(まとめ) [#v2d7403c]
ちょくちょく1JZスワップに関する質問を頂くのだが、マゴソに1JZを移植する場合、なんと言っても一番のポイントは、~

&256x(28){JZX81のGTツインターボを1台用意する};
に尽きるだろう。~
特にATのまま移植するのであれば、他に必要なモノと言えばGX71のPPS仕様パワステラックギアくらいかと。~
俺の車はJZA70の1JZを使ったばっかりに余計な出費をしたり、やらなくて良い苦労を一杯やってるのだ。(^^;~
何故JZX81かと言えば、X81系は、どうもX71の発展シャシーらしく、フロア前側部分とフロントメンバ辺りの形状が瓜二つ・・・というか、あんまり変わっていないようなのだ。~
だからエンジンメンバ等がボトルポンで移植出来たり、ペラシャの1軸がそのまま使えたりするのだ。~
そんな訳で、大まかな手順をぶっちゃけて書いてみよう。~
ちなみにこれらの方法はGX70Gに限らずGX71にもほぼそのまま当て嵌まる。~
但しいわゆる「マーバン」でも、この方法がそのまま通用するのはGX70Gの5ナンバーガソリンワゴンのみ。~
後述するが、4ナンバーのバンや2Lが載ってるディーゼルはまた勝手が違ってくるのだ。~

**エンジン [#ua91d22a]
JZX81の1JZ-GTEでキマリだろう。~
JZX81のエンジンメンバーを使用する事で何も考えずにポンで載る。~
別に他の1JZでも良いのだが、JZA70の場合オイルパン、オイルゲージ、ターボのオイルリターンホース一式、エンジンマウント一式などをJZX81のモノに交換する必要がある。~
JZZ30の場合、上記に加えてファンをどうするかとか、ターボのアウトレットマニホールドの角度が違ったりする。~
JZX90も上記の部分とターボのマニホールドの向きが違っている。~
配管をゼロから作るのであれば全然構わないのだが・・・~
JZX100もオイルパン周りの変更が必要だし、何かと制御が面倒らしい。~
MT仕様ならマシかもしれないけど、AT仕様で移植するのはかなり骨が折れるかもしれない。~

**吸気・インタークーラー周り [#z68e29f4]
周りの配管類だが、これまた全てJZX81が使える。~
インタークーラーとその配管もJZX81のモノがジャストフィット。~
手を加える部分は固定のみである。~
ヘタすりゃエアクリまで使えると思う。~
JZX90やJZZ30はインタークーラー位置が全く違うし、それに伴いターボのマニホも違うのだ。~
JZA70は付きそうに見せ掛けてこれまた上手く行かないようになっている。~
最初から巨大インタークーラー付けるので配管作る!ってなら別に何でも構わない。(笑~

&ref(swap6_10.jpg);

**排気周り [#ocb39294]
で、排気関係でフロントパイプもこれまたJZX81のモノがボトルポン。~
触媒位置も全く同位置に来るので、全作り直し以外なら選択肢は無いだろう。~
ちなみにJZA70の1JZ-GTEでも、多分JZX90やJZZ30前期でもエキマニ位置は一緒なのでJZX81フロントパイプが使える。~
但し触媒出口のフランジが大きくなっており、GX70Gのモノとは合わない。~
ただコレも、元々のマフラーのフランジのボルト穴部分を切り、JZX81のマフラーのフランジのみを切り出したモノに溶接してしまえば良い。~
多少ズレるのだが誤差の範囲だ。~

&ref(swap9_1.jpg);

ただ問題はGX70Gにはハイパワーエンジンを搭載した車両が無い=抜けの良いマフラーが存在しない事だ。~
それなりのメーカーのマフラーは細すぎるだろうし、こういう点で考えればチンケな安物爆音マフラーのでマシかもしれない。~
となれば作るしか無いのだが、マフラーのタイコが収まる部分にあまり余裕が無いし、マフラー出口部分の高さが地面に近いもんで、極太砲弾マフラーなどは確実に地面に擦るハズ。~
出口の位置がタイコの下側にオフセットされているようなマフラーを探すべきだろう。~
俺はC33ローレル用の検対マフラーをブッタ切って作ったが、案外JZX81の社外品辺りが材料にするのに便利かも。~


**冷却系 [#k169e32f]
俺は未実証なのだが、どうもJZX81の1JZ-GTEのモノが油圧ファンを含めて移植出来るようだ。~
でも人によっては入らないという話も聞くので、かなり絶妙な組み方を要求されるのでは?と思う。~
油圧ファン関連の配管もJZX81のものが使えるみたい。~

JZZ30やJZX100、JZZ30後期の1JZ-GTEや、油圧ファンを外したいのであれば、GX81の1G-GTEか1G-GZE、JZX81のNAのラジエーターが使える。~
サイズ的にはJZA70より大きいので、普通に使う分には大丈夫かと。~
ただGX70Gはエンジンルームが狭く、そこに大きなエンジンをブチ込むから冷却風の抜けが悪い。~
JZX81でもいくら3層コア等に交換しても水温下がり辛いとの事。~
71&81の泣き所か?~
ちなみにサブタンクはJZX91のモノが使い難いハズ。~
JZX81のサブタンク位置は左タイヤハウス側面だけど、GX70Gのその場所には、エアコンのバキュームタンクが付いている。~
バキュームタンクを動かしてJZX81のモノを使うか、適当なサブタンクを流用する。~
俺はノーマルエアクリーナ位置にJZX90のサブタンクを取り付けた。~

ファンはかなり強力なモノを選ぼう。~
けど先に書いた隙間の問題があるので、かなり薄いファンを使わねばならない。~
俺の知る限りで薄くてソコソコ使えるのがH22Aミニカのラジエーターファン。~
但し高速でガンガン踏むと、どうも羽根の多さがネックになるようで、冷却風の抜けが悪くなってるような気がする。~
シュラウドに穴を開け、ゴム板で弁を付ける等の対策を打った方が良いだろう。~
他に薄いといえばST190系のラジエーターファン。~
これはかなり薄いが、風量の方はH22Aファンに負けるかも。~

電動ファンの場合の制御だが、俺のやった方法は[[こんな感じ>車/マゴソ/ラジエータ]]。~
そして底面のシュラウド装着も忘れずに。~
コレを外すと目に見えて水温の上がりが早くなる。~

ヒーターホースだけど、JZX81でもそのままとは行かないようだ。~
俺はEP81とGX70Gのホースでどうにか繋いだけど。~

**ミッション [#s0286b4e]
JZX81のATミッション移植であれば至極簡単かと思われる。~
ボトルポン搭載で、ペラシャの1軸のみJZX81を使い、コンパニオンフランジをGX70Gのモノに取り替えるだけだろう。~
MTにする場合の選択肢は2つ。~
まずはJZA70のR154を搭載する方法。~
具体的な方法は[[こっち>車/マゴソ/ラジエータ]]にあるが、要点はフロア叩きが必要な事と、ペラシャもJZA70のMTのモノを使い、GX70Gのコンパニオンフランジを移植する。~
GX70Gの1G-FE搭載車でATであれば、ファイナルが4.1なのでスピードメーターギアも交換不要。~
しかしメーターギア位置がATは左に対し、MTは右になるので、GX70GのMT用メーターケーブルを用意する事。~
横着するならJZA70のメーターケーブルも使えない事無いけど。(笑~
フロア叩く時にD席シートの取り付け部に注意。~
調子に乗って叩くとこの位置がズレて、シートのスライドが渋くなる・・・というかなった。(^^;~

それかGA70、GZ20の1G-GTE搭載車のW58を搭載する方法。~
こちらはフロア叩きが不要なのでお手軽。~
ペラシャはGA70かGZ20のW58のモノを、コンパニオンフランジ交換して使う。
で、ベルハウジングとフライホイール、クラッチ関係はJZA80のNA車のものに交換。~
強度は近所の某ショップがチラリと言ってた話だけど、案外400馬力近くても持つようだ。~
但し問題になるのはクラッチだろう。~
俺の知る限り、JZA80のNA用強化クラッチはTRDのシングルメタルくらいしか無い。~
クラッチディスク自体は1G-GTEのモノが使えるのだが、問題はカバーねカバー。~

どちらにしても、ベースがワゴンのATの場合、クラッチペダル一式とマスター、パイプ、手引きのサイドへの変更が必要。~
クラッチペダル一式はGX70GのMT、クラッチマスターとクラッチパイプはGX81の1G-GTEのMT車から。~
GX70Gのモノも使えない事は無いが、セカンダリタービンのインマニとクラッチパイプが干渉してしまう。~

手引きサイドへの変更は、無論新品パーツで全て揃えるのが確実だけど、中古で揃える場合はなかなかタマが少ない。~
そこでワゴンでなく「バン」のサイド一式とセンターコンソール一式を揃えれば良い。~
バンはMTでもATでも全車手引きサイドなのだ。(^^~

それとミッションは同じW58やR154でも、JZX91以降のモノや、JZA80のモノは基本的に使えない。~
シフトレバーの位置が大幅に変わっているので、かなりの加工を要する。~
しかもエクステンションハウジング移植程度では変更出来ない。~
必ずJZA70、GA70、GZ20のモノを使う事。~

**配線 [#g5c9ac4b]
配線は配線図読んで良く理解して頑張って貰うしか無いのだが、配線のヒントになるような事を書いてみておく。~
エンジン配線から見てもやはりJZX81の1JZ-GTEがベストかと思われる。~
というのも、JZX81は配線の「出る場所」がECUコネクタ付近に徹底的に集約されており、GX70Gと非常に相性が良いと思われる。~
ちなみにJZA70の1JZ-GTEはイグナイタ電源やオルタ関連の配線が、エンジンルーム内に出てたり、その辺りで折り返してきたりするので、テスタで配線追い掛け回る必要が出てくるのだ。~
JZX90やJZZ30前期は知らないが・・・~

で、意外と面倒なのがオルタネータのB端子。~
1Gだとオルタが左側なのだが、1JZになると右側に移動する。~
IG電源、チャージランプ、ソースはエンジン側ハーネスに入ってるんだけど、B端子の太いのは右側から左側に張り直す必要有り。~
この線はオルタにもよるけど、100A程流れる可能性があるので、くれぐれも適当な配線をせぬように。~
これはJZX81のコアサポート裏のハーネス束をバラし、この部分の線を分離して使えば一番確実かと思う。~
但しショートするととっても危ない線なもんで、絶縁&保護対策は万全に。~

タコメーターはそのままだと回らない。~
GX71ツインターボのメーターに交換するという方法もあるけど、[[この改造>車/マゴソ/タコメータ]]を施すことにより使用可能になる。~

**エアコン [#l36ec786]
平成4年以降のHFC134aガス車であれば、JZX90のコンプレッサと配管に交換する事によって簡単に生かす事が出来る。~
コンプレッサはプーリー径が違う場合があるんで、JZX90の全プーリとベルトを移植するか、JZX90のコンプレッサにドナーエンジンのプーリーを移植する。(ボトルポン~
簡単なのは後者だが、ガスの違いで回転数変えてあるのだろうから、万全を期すなら前者の方法。~
配管は低圧側が完璧にボトルポン、高圧側は上手く曲げてやる事により装着可能になる。~
そういやフロントマスクの配管出口付近を少し切ったような・・・まあどうにかすれば付く。気合だ。(ォ~
パイプを曲げる時は、ホース接続部に濡れたウェスを巻いて放熱しながらバーナーで溶けない程度に温めてから曲げよう。~
冷間でそのまま曲げるとパックリと割れる可能性アリ。~

R12ガス車であればJZX81が低圧ボトルポン、高圧側曲げ加工でイケると思われる。(未実証~

**パワステ [#d5ef0cf8]
これはGX71後期のプログレッシブパワーステアリング装着車のパワステラックを使う事により、JZX81の配管がそのまま付く。~
俺みたいにJZA70のエンジン使った向きは、JZX81のNA車の配管でもイケる。~
但しリザーブタンク周りの配管は工夫が必要。~
ちなみにJZX81のパワステラックは全長がかなり違うので使わない方が吉。~
後述のJZX81足回り移植を行えば使えるけど。~

**デフ [#ob354dc3]
5ナンバーワゴンの1G-FE搭載車であれば7.5インチデフのファイナルレシオが4.1。~
JZA70のミッションを移植した時、ファイナルドンピシャになる。~
ただ前期1G-EUや1G-FEでもMT車の場合はデフサイズが小さくなるので注意が必要。~
別にそのままでも構わないけど、やはり280馬力を伝えるには心許ない。~
7.5インチでも不安なのに。(^^;~
7.5インチホーシングの移植は、行った事は無いけどホーシングAssyとアーム類、ペラシャの2軸が必要になるハズ。~

**足回り [#x6f98cfe]
余談になるけど、GX70Gのテンションロッドブラケットはそのままに、JZX81のテンションロッド、スタビが移植出来る。~
と言う事は、エンジンメンバはJZX81を移植してあるので、ロアアーム、パワステラックも移植出来る・・・って事は、JZX81のストラットがボトルポンで付くのだ。~
これは俺もテスト中なんで何とも言えないが、メリットとしてハブの強度が上がる、JZX81の既製品車高調が使える、そのままでもブレーキサイズがデカい、ニッサン4ポットキャリパの移植が簡単、8J+38とか+40のホイールで丁度ツライチになる&中古のタマ数が多いホイールが使えるようになる。~
デメリット部分はまだ不透明だけど、アライメントが上手く取れるか?ってトコ。~
コレは現在検証中。~
まあ安い中古ホイールを付けたいとか、車高調作るのが嫌な向きはやってみる価値あるかも。~

**その他 [#j795587b]
他に何か判らないことなどあれば、可能な範囲でお答えしますんで、バシバシ書いてやってください。~
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