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模型用ジェットエンジン
33  誰か  2002/08/23(Fri) 09:57
    pl043.nas922.okayama.nttpc.ne.jp Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.0.3705)

>あたしの友人が卒業論文の研究で,大気中で
>バーナーを焚き,NOXを生成させる実験をやっていました.
>たしか2500K以上で,NOもNO2も,大量に生成していた気がします.
>空気中の窒素が酸化するので,相当高温になれば,両方生成すると
>言っていたように覚えています.
>宣伝がいうところの「数千度」が何度なのか,わかりませんけど.


大気圧、2500k以上という過激な環境下では、主にNOが生成します。
N2Oは分解温度が500℃なのでほとんど発生しません。
NOは周囲に酸素を含む空気があると、空気酸化を受けてNO2に変化します。

 この方は、おそらく2次的に発生したNO2を観察したのでしょう。

NO2になると、もうNOには戻れません(平行反応なのでごくわずかNOに戻ります)
NOは無色の気体ですが、大気中に放出すると赤褐色のNO2の気体になります。
NO2は猛毒の気体で、表現のしようがありませんが刺激臭があるようです。
赤褐色のNO2を吸い込んでしまったら直ちに病院に行ってください。
また、反応条件を穏やかにして還元性雰囲気にするとNOxは分解されます。
NO2+NO2→N2O4
の平行反応もありますが、大気圧ではほとんどN2O4のままです。


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