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オイルクーラー
10  真紅の笛吹きカプー  2005/09/21(Wed) 22:00
    fju0241.fjubr1.thn.ne.jp Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 1.1.4322)
んー。オイルによってまちまちだけど・・。
あたしが使ってるomegaΩ757ですと限界温度が300度以上あります。ですが・・。
シール類の限界が120度前後なのでこのあたりかと・・・。過去油温144度まで上げて
しまった事が有りましたが、次の日にクランクケースのシールからオイル漏れが発生しまし
た。ニトリルゴム系だと130度が限界かと・・・。瞬間130度ならまだしも、巡航で
130度はマズイでしょう。
巡航で120Kmで走っている時はいいのですが、速度を緩めた後が一番怖いですね。
いっきに 水温110度 油温130度近くまで上昇したり・・・。
油温が一番厳しいのは、ターボの軸受けでしょう。
んでだ。ハイチューンエンジンに必要とされる、オイルですが。別に鉱物油でも良いんですよ。
基油自体がキッチリ必要温度まで対応出来るもので有れば、問題無いのですが・・。
実際そんなオイルは、ごくわずかで、ペンシルバニア産のパラフィン系オイルだけです。
ただし、パラフィン系オイルの弱点として凝固温度が高い、産出される量が少ない
高価であるなどが、上げられます。なので、世界で使われるオイルのほとんどが、
ナフテイン系オイルを基油とし、増粘剤としてポリマーを添加するのがほとんどです。
ポリマーは超高温下では炭化してしまい、結果粘度の低下をまねきます。

蒸留された原基油は、その後水素科学精製されベースオイルとなります。これを更に
分子レベルで化学合成してオイル分子の大きさを細かくしたのが化学合成油のベースオイル
となります。ただしココで問題が発生するわけです。あまり分子レベルを小さくしすぎると
粘度が下がってしまい、サラサラなオイルになってしまいます。これでは、高温下での
油膜保持がキツクなるので、やはり、ポリマーを添加します。←性能が下がる・・。
なので、本来は基本(ベースオイル)だけで満足するオイルが得られれば、一番良いのですが
そんなオイルは無いので、ごく少量の添加剤ですむオイルが一番良いわけです。
sage  pre  等幅 書き込み後もこのスレッドに留まる
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