テレビの修理 †
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UP: 2006-08-07 20:25:56 (月)
廃車の中にこんなのが打ち捨てられていた。
結構新しめのテレビなんで、勿体無いから事務所で使ってやろう。
とりあえず通電してみる。
やっぱり無理か。
どうも水平方向の走査はイケてるけど、垂直方向がダメらしい。
きっと垂直方向の偏向コイルドライバのトランジスタ辺りが昇天してんじゃねぇかな?
ニノミヤムセンが無くなり部品入手が面倒なモンだから、やっぱ素直に諦めるかクソッタレめと平手打ちを叩き込むと・・・・
直りますた
更に平手打ちを入れると、直ったり壊れたりを繰り返す。
どうもドライブ回路の焼損とかのレベルではなく、単純にコネクタか何かの接触不良ちゃうんかと。
そうであればあっけなく直るはず。
とりあえずフタを開けてみようか。
サービスマン以外フタ開けたらアカンのですか・・・
まあ俺は(車の)サービスマンやからええやん。
ただカリスマサービスマン(無免許)やけど。
な〜んて冗談を言ってるけど、テレビは構造知らん向きはバラさない方がよろしい。
フライバックトランス辺りに1万ボルトとか平気で溜まってる場合があるので、迂闊に触ると大概痛いです。
運が悪いと電気ショックで
心臓止まる
かもしれません。
くれぐれもご用心を。
どうやら一度雨晒しになってる模様。
コレが偏向コイル。
ココのコイルで左上から右下にビームを曲げて走らせる。
まあテレビの命と言うても過言ではない大事な所。
この垂直方向のコイルを追い掛けて配線を探し、基盤のコイルドライバを探す。
この辺りが垂直方向の偏向コイルドライバ部分。
ありゃりゃ・・・トランジスタのディスクリート違うてIC化されてますやん。
IC逝ってたら終了やったな。
こんな所にスイッチが・・・案外コレの接触不良ちゃうの?と思い、目にも止まらぬスピードでシャコシャコと動かしてやるも改善の兆し無し。
当然コネクタ類も片っ端から揺すってみるが、これといった変化は無いのでシロだろう。
しかし叩いて直るという事は、確実に接触不良に違い無い。
もしかして・・・ハンダのクラックか?
そう考えて基盤の裏を見てみると、どーもハンダの乗りがよろしくない感じ。
ドライバーの握り手でパーツの頭をコンコンと叩くと画像が乱れる。
叩きつつ一番画像乱れる部分を探り、その付近のハンダを片っ端から盛り直してみる。
その中で1カ所妙にノリが悪い場所を発見。
変だと思い、ハンダを除去してみると・・・
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何かのパワトラのパターンが、何かピロピロになってやがります。
さすがは支那クオリティでございます。
もしかしてコイツか・・・とりあえずハンダで隣のランドにブリッジを飛ばす。
これで組み立てて電源入れたら・・・大丈夫。
更に平手打ちを打ち込みまくっても調子悪くなったりしない・・・よし完璧や!
現在事務所で元気に活躍しとります。
直せるモノは直そうではないか。
PSE法なんてクソ食らえじゃくらぁ!
コメント †
- あっ…全く同じTV会社で使ってます…(笑) ハンダクラックというか、パターン剥離だったんですね。これくらいでゴミになっちゃうんだから勿体ない話です。直せるモノは直そう…同感です! -- Laguna? 2006-08-08 03:23:58 (火)
- どっかのカリスマリサイクル屋の冷水テレビじゃ無くてよかった、さすが! -- gs136van? 2006-08-08 08:27:36 (火)
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